【公開日】

2025年9月19日

【内容】

太平洋戦争後、GHQ統治下の沖縄には、アメリカ軍の基地などから奪った物資を困窮者らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれた若者たちがいた。その中心にいるオン、グスク、ヤマコ、レイは幼なじみで、最年長のオンがリーダーとして皆をまとめる存在だった。ある夜、基地襲撃の際に予想外の戦果を手にしたオンが突如姿を消す。残された3人はその後時を経て警察官、小学校教師、ヤクザになり、それぞれの思いを抱えながらオンの失踪の謎を追う。

 

【感想】

冒頭で米軍基地から逃げる時あの状況では無理じゃね?
よく英雄さんも逃げ切れたなと。
占領下の沖縄がオブラートに包まれながらもよく描かれてると思う。

通訳の「同じ人間です」いいセリフだね。
心に響く。
なのにその後の小松の体たらくにはガッカリ。

後半、妻夫木が急に英語喋りだすのは何故?
それまでそんな勉強してるような描写なかったよな。

暴動シーンも凄い迫力。
この頃の沖縄が熱かったのがよく分かる。
追いつめられた虐げられた人間の集団心理同調圧力は怖いですね。

物語のキーはウタでした。
占領下の沖縄ではありふれた光景のような悲惨とも言える人生。
それが全てを物語ってるみたいな。

カメラワークや色彩、光の回し方なんかの画はいいです。

引き込まれる映像じゃないでしょうか。

武器を持たないと話しを聞いてくれないはその通りだと思う。
でも殺されたから殺して殺したから殺されてだと憎しみの連鎖はいつまでも断ち切れないから難しい問題ですね。

3時間以上と長く方言まじりで分かりづらい部分もありますが当時の状況も丁寧に描かれており良い作品でした。