フランソワ・ケネー(1694 - 1774)という人の理論と問題意識はとても示唆的と思うので、そのうちちゃんとまとめてみたいけえど、ここはそのためのメモとして。

 

 さしあたり、ケネーについてはこちらの紹介が素晴らしい。

 

 

 わたくしは「MMTは誤解(誤読)されている!」から「マルクスも誤解(誤読)されている!」と主張することになる道を辿ってきたのだけれど、ケネーについてもそうじゃん!みたいなね(「剰余価値学説史」におけるマルクスのケネー批判も実はおかしい)。

 

 気付くとちょっと興味深いのは、この人たちの理論はみな主流思想の根本的批判という形をしているというところだけれども、そこは置いておきましょう。

 

 さてケネーに辿り着いた経緯ですが、スラッファ(1898 - 1983)の体系を思想面からかつMMT的に考えてみたいと思って軽い気持ちで菱山泉の「ケネーからスラッファへ」を読み始めたのがきっかけ。

 

 ケネーを最初すごく面白いと思ったのは、この人はどうも今でいう反緊縮の主張、つまり財政緊縮は愚かであると論じつつ、同時に、公債の発行はとんでもない!としていたらしい。

 

「こ、これはMMT...?」

 

 と感じたという次第。

 

 それで、いまかなり深入りしていますが、知るほどに似ています。

 

 「MMTでインフレまで国債を発行だ!」というバカとは違ってホンモノだったのです。

 

 よく「マルクス主義っていうのはね...」みたいに言う何も知らないバカがいますが、「重農主義」も事情は同じようですね。