2018年7月24日 (火)
34週6日(9ヶ月目)
入院生活72日目
すごく臆病で、怖がりなわたしですが、手術室へ行くまでがドキドキのピークで、手術室に入ってからは、すごい早さで色々な事が進んでいくため怖さを忘れました
まず、手術室に入ってビックリしたのが、BGMにポップなウェディングソングが流れていたことしかも、偶然にもわたしが結婚式で利用した曲…
双子出産で、たくさんの人が手術室にいたため、これから結婚式だっけと心がすごく和みました
あと、手術室は広くて、先生などが15名くらいぞろぞろと入って来るのですが、みんなニコニコしていて
「◯◯さんよろしくお願いします~一緒に頑張りましょうね~」とか、
「あそこに見えるのが小児科の先生達と保育器ですよ~」とか、
終始和やかな雰囲気でした
そんな中、それぞれの人達がどんどん準備を進めていきます。
わたしは入院中のベットから、1人がやっと乗れる程の手術用の細長いベットに移されます。
そして、麻酔科医との共同作業、下半身麻酔へ
右側を下にして横になり、背骨を突き出すように丸くなります。
注射も怖いですが、お腹が大きく苦しいので
「大丈夫。大丈夫。」と何度も自分で言葉に出しながら深呼吸し、不安を落ち着かせました。
まずは、細い注射で部分麻酔をするのですが、これはそれほど痛くないです今まで、何本もの痛い点滴生活をしてきたので、慣れてるのもあるのかな
その後の脊椎麻酔は、部分麻酔が効いているので、痛みはなく背中がフワ~っと温かくなる不思議な感じです
首元にタオルでカーテンがかけられ、照明の位置を整えて、麻酔の効きの確認に入ります。
麻酔は足先から胸に向けて徐々に痺れてビリビリする感覚で、すごく不思議な感じです。全く身体が動かなくなります
そして、麻酔科の先生が冷たい保冷剤を当てながら、冷たさを感じるか何回も聞いてきます。首元に当てられると凄く冷たいけど、身体に当てると全く何も感じなくなりました
いつのまにか、導尿カテーテルもセットされていて、ついに、主治医の先生の掛け声で手術が開始となります
切っている感覚は全く無くて、内臓を引っ張ったり押したり引いたり、かき回しているような、とても不思議な初めての感覚
手術が始まってしまえば、今まで体験したことのない感覚を色々と感じて、すごく不思議で面白いとさえ思っている自分にビックリでした
終始、顔横あたりに看護師さんが付いてくれていて、今何をしてるかとか、世間話しとか話し相手になってくれます。
わたしは思わず
「すごい不思議な感覚だ~」
と看護師さんに実況中継しながら、しゃべり続けてました。笑
すると、始まって10分くらいでしょうか。
「そろそろ赤ちゃんが出ますよ~」
という声が。
お腹が少し軽くなった気がしたところ、
「1人目の赤ちゃんが産まれましたよ~」と一斉に祝福の声が
助産師さんと、小児科の先生に連れられて、赤ちゃんは何か処置をしていました。
その後、2人目を下に下げるためか、お腹を思い切り2回くらい押されて少しすると、
「2人目の赤ちゃんが産まれましたよ~」と一斉に祝福の声が
またもや助産師さんと小児科の先生連れられて何か処置をしていました。
なかなか赤ちゃんを見せに来てくれないので、
「赤ちゃん泣いてますか?」と聞くと、
「元気に泣いてますよ~」と言われ一安心
その後、2人を顔横に見せに来てくれました
こんな顔してたのね
これからよろしくね
と一気に感動の気持ちでいっぱいになりました
赤ちゃん達は保育器に入れられて、先にNICUへ。後はわたしの術後の処置となります。
「眠くなる点滴にしますね~」
と全身麻酔に切り替わります。
でも、興奮しているからか?ぜんぜん眠くない…
先生達の
「出血が多いな~ガーゼ5枚~」とか
「これどうしましょうかね~」とか
色々な声が聞こえてくるので、全身麻酔の濃度を上げてもらって眠りにつきました
少しして、手術室で起こされて、気がつくと処置が終わっているようでした。
主治医の先生が
「赤ちゃん達は元気そうでしたよ。◯◯さんの出血が多かったけど輸血する程ではなかったです。あと、3cmくらいの子宮筋腫があったので、一緒に取っておきました」
と説明してくれました。
全身麻酔で朦朧としている中、
「先生、本当にありがとうございました」と本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
長女 2040g
長男 2582g
34週6日で男女の双子ちゃんが元気に産まれてくれました
双子誕生