今年の秋も神保町へ。
先日の、秋らしい一日、
久しぶりに神保町古本屋街に繰り出した。
例によって、
安いパンフレット(主に以前放出しちゃったヤツです💦😥)を買い込み、
あと、いいのないかな〜って探していたら、
あら、嬉しい、
「ザナック ハリウッド最後のタイクーン」と
「映画宝庫」の、これは知らなかった号。
実は映画宝庫はこの号じゃないのを以前持っていたのに、
なんと、それも、古本屋に売ったという失態をやらかしてます![]()
「ジュリア」も「愛と追憶の日々」も大好きな映画だった。
「ジュリア」は、
有名な作家リリアン・ヘルマンと反戦の闘士となるジュリアの友情を描いた作品。
リリアンを演じたジェーンフォンダよりも、
ジュリア役のヴァネッサ・レッドグレイヴの存在感が圧倒的で、
映画館で見た時の感動を鮮明に覚えている。
そんな作品なのに、
これも、パンフを放出!![]()
あのねーー
本にしろ、家の中の様々なものにしろ、
断捨離しようとしている時って、
別人格がもたげるんですよ!![]()
そういう時は、
冷静になって、気をつけたほうがいいですよ。
後になって、
えー、なんで、私、あれを捨てちゃったんだろう!?
って、必ずなる。
それを私なんぞ、いまだに引きずっているんで、
だから、こうやって、
せっせと古本屋通いをしてるってわけなのです![]()
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ま、それはともかく、
今回の最大の収穫は、「ザナック」です!
と言ったところで、
ほとんどの方は、知らない!?かも!?(よね?)
ダリル・F・ザナック(1902ー1979)
20世紀フォックス社の社長としても知られた、
ハリウッド映画界を支配したキングの1人。
60年代に映画に夢中になり始めた私でも、
その頃から名前を知っていたし、
映画雑誌に時々、写真入りの記事が掲載されていたから、
顔もよく知っていた。
彼がプロデュースをした作品には、
「怒りの葡萄」
「我が谷は緑なりき」
「イヴの総て」
「史上最大の作戦」
「トラ・トラ・トラ!」
をはじめ、かなりの数にのぼるが、
昔すぎて、流石に私が見てない作品の方が多い。
まだ真ん中ぐらいまでしか読んでないけど、
驚いたのは、
彼が最初はライターだったこと、知らなかった。
無声映画の時代から、一週間に何本も脚本を書いて、
それで頭角を表したという。
全然認めてもらえずに、苦労した下積み時代も書かれている。
初めてトーキー(音入り)映画が作られる時の大騒動も詳細に書かれていて、
それまで単に美人美男子で通用していた役者たちも、
実は酷い声だったり、演技は全くできなかったりで、
トーキーが映画の歴史を根本から変えてしまう、
今で言うなら、
アナログからデジタルに変換された現代に匹敵するぐらい、
それはそれは大変な事件だったことが手に取るようにわかる。
そしてそんな中にあって、ザナックは妻ヴァージニアの提案もあり、
ある映画の脚本を書いて、
それが「ジャズシンガー」として、
トーキー最初の映画として歴史的登場をするという、
その経緯がまあ、面白いったらないです!
でも、不思議なことに、
「ジャズシンガー」のスタッフクレジットには、彼の名前はなし。
私もこれを読むまで、
ザナックがそんな関わり方をしていたなんて、
全く知りませんでした!
いやあ、映画の歴史って、知れば知るほど面白い!
まだ彼が本当の意味でハリウッドの頂点へと上り詰めていく過程まで
読み進んでいないので、
毎日、読むのが楽しみで仕方ない!
それにしても、驚いたのは、
ザナック、妻ヴァージニアとは54年も結婚生活を貫いた、
って、ハリウッドでは稀有なことじゃない?
もちろん、ザナックには、多数の愛人がいて、
それも有名だったけど、
それをヴァージニアがひたすら耐えながら、
彼女は、彼の中に、普通の男ではない天分を見抜いて、
時には助言をしながら、添い遂げた、
彼女の方がずっと大物だったと言うことね。
まだ、その部分含めて、読んでないので、想像もありますが。
とにかく、
今は、
午後の小一時間、
ハリウッドの黄金時代に心は飛んでます!


