「まぶしくてー私たちの輝く時間ー」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「まぶしくてー私たちの輝く時間ー」

友人から勧められて、

 

何の気なしに見始めたドラマ。

 

ハン・ジミン、ナム・ジュヒョク、キム・ヘジャ主演。

 

以下、ちょっとネタバレムードもありますので、お気をつけを。

 

 

ある日、父親をが事故で亡くしたハン・ジミン

(役名は、キム・ヘジャ)

不思議な時計を持つ彼女は、

時間を巻き戻して父の死を回避しようとするが、

何回やっても、事故が起こってしまう。

何度も何度も試みているうちに、

父は助かるものの、

なんと、彼女自身がおばあさんになってしまいーーー

 

というストーリーは、

韓流だったら、ありえるファンタジー。

 

って、思うでしょ?

 

ところがね〜、

 

それが、、全然、違うの。

 

もう、これが、、

私にとって、

生涯最高とも言えるドラマとの出会いだった。

 

「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」以来の、

宝物のような、名作ドラマでした〜

 

友人が教えてくれなければ、

全くスルーだったに違いないが、

その友人も、

作家の角田光代さんが絶賛していた文章に惹かれたとのこと。

大号泣でした〜

と、書いてきて、

ふ〜ん、そういうドラマなのかな、

でも、1話を見ただけでは、ドラマの全体像は掴めず。

 

角田光代さんも書いていたように、

これは、全12話だけど、

10話までが、伏線みたいな展開で、

最後の2話で、

あっと驚く、急展開!

え〜ッ、なにこれ〜!???

そういうことだったの〜!!!となる。

 

何も情報入れてないから、

本当に驚愕だったし、

同時に、そのテーマ性の深さ、

すべてが計算された脚本の秀逸さに唸るばかり。

 

そして、後半に行くほど、熱いものが込み上げてくる。

特に最終回などは、全編号泣どころか、嗚咽。

翌日、目が赤くなって残りそう、

あまりにヤバくて本気で心配した。

 

このドラマの本当の姿、それは、

ファンタジーではなくて、

正真正銘のヒューマンドラマだったのです〜!

 

人生というものの残酷さ、

それと同時に、人生の美しさ、素晴らしさ、

それらを謳い上げている。

にしても、

こういう切り口で描いた作品は今までなかったに違いない。

 

演じている役者が、また素晴らしい。

ハン・ジミンがおばあさんになると、キム・ヘジャになってしまうが、

2人とも、よく似ていて、違和感なし。

 

ナム・ジュヒョクも、今までのドラマで一番よかった。

 

キム・ヘジャの偉大さも、改めて証明された。

私的には、

「宮(クン)」と「母なる証明」ぐらいしか見てなかったが。

 

 

そして、父アン・ネサン、母イ・ジョンウン。

この存在が、このキャスティングが、もう泣きの泣き!

(ボキャブラリー貧弱で申し訳ないが)

コメディパートを一手引き受けのソン・ホジュンも可愛い。

 

 

そしてーー

最終回のエンディング。

キム・ヘジャのモノローグの、なんて深いこと!

 

 

 

最後の方だけ、ご紹介するとーー

 

「平凡な1日が過ぎて、また平凡な1日が訪れても、

人生には価値があります

後悔ばかりの過去や、不安だらけの未来のせいで、

今を台なしにしないでください

 

今日を生きてください

まばゆいほどに

あなたにはその資格があります

誰かの母親であり、姉妹であり、

娘であり、そして、

私だったあなたたちへーー」

 

 

 

この後、エンドクレジットとともに、

各役者さんたちの撮影最後の風景が動画で映し出され、

それを見るだけで、また涙がこぼれてくる。

 

 

 

 

 

素晴らしい、ず〜っと心に大事にしまっておきたいドラマ。

 

ぜひ、皆さんも見てくださいね〜!