2023ドラマ総括 | 映画とネコと、私の好きなもの。

2023ドラマ総括

ようやく、この記事上げます。

 

2023年のドラマ、色々見たけど、

印象に残っているのは、少ない。

 

むしろ途中下車が多かった。

 

不思議なんだけど、

たとえばlala tvとかで見るよりも、

Netflixで見始めると、途中下車が多くなるのはなぜだろう。

配信のほうが、気持ちが入りにくいのか、下車がカンタンなのか、

とにかく、途中でやめたのが多すぎる。

(ケーブルチャンネルだとリモコン一回でアクセスできるが、配信は二手間ぐらいかかるので、

それで面倒くさくなるのか?笑い泣き

 

 

そんな中で、昨年、私の心をとらえた作品といえば、

なんたって、「ザ・クラウン」でしたーーー

 

 

シーズン5,6。

ダイアナの死と、その後の英国王室を描いた作品。

 

あまりにも現在に近いので、

キャサリン妃とウィリアムの出会い、ロマンスなどは、

正直、外してもよかったのでは?と思うが、

 

ダイアナの苦悩、葛藤はよく描かれていたし、

それに対するエリザベス女王の心の内も、実によく捉えていたと思う。

 

ダイアナに関しては何度も映画化、ドラマ化されているので、

もう、うんざり、という方も多いかと思うけど、

さすがピーター・モーガン、アプローチが違います。

ドディ・アルファイドとの絡みは、まず彼の父親の物語からスタート。

アルファイド父が英国王室に接近しようとする、その基本の部分がよく描かれているので、

その後のストーリーに自然と入り込んでいける。

 

 

ダイアナを演じたエリザベス・デビッキが圧巻!

彼女、「テネット」しか知らない女優さんだけど、

ダイアナの心情を繊細に演じ上げて、気がついたら、彼女と一緒に息をしていた。

改めてダイアナという薄幸な女性の生涯に胸が締め付けられた。

 

実際の彼女、1m90センチの長身というのも驚き!

でも、ドラマの中ではそれが目立たないよう、

上手にカメラを使っていたように記憶している。

 

 

思えば、この「ザ・クラウン」シリーズ、

シーズン1,2は、クレア・フォイが若きエリザベスを演じて。

この2シーズン分のドラマで、まずハートをガッチリと掴まれーー

 

 

 

 

続いて、シーズン3,4。

オリビア・コールマンが熟年になったエリザベスを熱演。

 

 

そして、最新のシーズン5、6では、

イメルダ・スタンウントンが老年のエリザベスを貫禄で演じた。

 

 

 

フィリップ殿下は、ジョナサン・プライス。

こちらも風格、素晴らしい。

 

もうね、ここまで来ると、似てる似てないは関係ない。

役者力で演じているから、無敵!

本当に魅せる。吸い込まれる。

 

 

しかしーー

よくまあ、ここまで踏み込んだ人間ドラマが書けるもんだわ。

で、見せられる方も、

これが現実のあの人たち、という思いもどこかにあれど、

それとは別世界、とちゃんと理解して見ているし。

 

特にシーズン6は、

エリザベスの妹として常に2番手として扱われ、

多くの葛藤を抱えながら、奔放に生きてしまったマーガレット王女のドラマが涙を誘った。

ダイアナの死後、少しして、マーガレットも病のために死を迎えるが、

その頃の姉妹の愛情関係が、特に泣けた。

マーガレットを演じていたのはレスリー・マンヴィル。

イメルダとの、さすが英国名女優の共演、というにふさわしい、

深い、深い人間ドラマが琴線に触れてきた。ここも、役者力だった!

 

↓レスリー、これはプロモーションのときの画像です。大好きな女優さん。

 

 

下も、プロモーションでの写真。

右がシーズン5、6でチャールズを演じたドミニク・ウエスト。

(実際のチャールズよりハンサムと話題になった)

左はカミラを演じたオリビア・ウィリアムス。

(「シックスセンス」の奥さん役の人よ〜)

 

 

最新シーズンでは、ブレア首相も出てきたが、

実物とかなり違っていた。

 

こちらドラマ。

 

こちら本物。ハンサム。

 

ブレアを演じたバーティ・カーヴェルは素顔の方がカッコいいかも。

 

 

ということでーー

離れがたくて、2周目いってるこのシリーズ。

2周目ともなると、今まで目に入らなかったものに目が行って、

中でも、執事たちの存在に改めて気付かされた。

そこにいても、存在しないかのように扱われる、全くの「黒子」状態。

ああいう人たちが家(宮殿)の中に何十人といる、

それが王室の生活だ、ということを改めて思うと、その特異性が浮き彫りされてくる。

以前見た、スイスの執事学校の様子を描いたドキュメンタリー(BSNHK)を思い出した。

進んでああいう仕事に就きたい、という人が多いってことね。

ホテルマンもそうですね、

あ、これはまた別のハナシですね。。。

 

 

他のドラマで印象に残っているのは、

Netflix「D.P.」シーズン2。

実はこの作品に関しては昨年8月に書きたいこと全部書いてしまったので、

そちらをクリックしてください。

 

繰り返すけど、

チョン・ヘインは、ほんとにいい!

 

 

 

 

 

あと1本選ぶとすれば、「ザ・グローリー」。

 

 

壮絶なイジメ、虐待と、その後の復讐とーー

決して見ていて気持ちのいいものではなくて、

実に殺伐としているんだけど、

ソン・ヘギョの新たな一面が新鮮だったのと、

相手役のイ・ドヒョンがなかなかよくて、最後まで視聴できた。

(イ・ドヒョンいいと思ってその後、「良くも悪くも、だって母親」も一応完走しましたが、これはダメでした><)

 

 

ドラマ総括、こうして振り返ると大して見てないのが、ありあり。

 

途中下車したタイトル、

視聴途中のまま、ずっと放ってあるタイトル。

色々ありますが、、

今年は、どんな出会いがあるのか。

 

とりあえず、ソン・ソックとチェ・ウシクの「殺人者のパラドックス」はマークしてますよ〜!