「ワース 命の値段」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「ワース 命の値段」

先週土曜日に見に行ったのに、

忙しくて、

なかなか上げられず。。。

 

 

 

非常に真面目なドラマです。

 

 

以下は、all cinemaからお借りしました。

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 9.11同時多発テロで被害に遭った約7000人に対して補償金を公平に分配するため、

犠牲者それぞれの命に値段をつけるという倫理的な難題に挑んだ弁護士の実話を

「バットマン」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の

マイケル・キートン主演で映画化した社会派ヒューマン・ドラマ。

共演はスタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン。

監督は「リトル・アクシデント―闇に埋もれた真実―」のサラ・コランジェロ。

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これが見たくなったのは、

大好きな「スポットライト」の

マイケル・キートンとスタンリー・トゥッチが共演、

製作陣にも同作品のプロデューサーたちが名前を連ねている、

というのに、惹かれて、、

 

大体、「実話」に弱いのです!

 

 

↓これ、「スポットライト」。トゥッチは写ってませんが。

 

 

「スポットライト」も、

カトリックの教会で長年行われていた児童虐待事件に立ち向かい、

スクープしたボストングローブ記者たちの戦いを描いた、

素晴らしい作品だったが、

 

この「ワース」もイイ!

(ただ、原題worthだけど、それがカタカナになると「ワース」。

なんか、worseかとも思うし、この邦題、よくないわ)

 

最初は、遺族への賠償を数字でしか考えていなかった弁護士が、

ふとしたきっかけで、生の声を聞くことになり、

そこから、

じわじわと変わっていく。

犠牲者、その家族、すべてがそれぞれの事情を抱えている、

十ぱ一絡げには到底できない、

それに気づいていくまでのドラマが、

真摯に綴られて、胸が熱くなる。

 

犠牲者ひとりひとりのシチュエーション、

それを語る遺族の言葉、

当然、実際の遺族の声を反映しているはずで、

ここは涙なくして見れない。

 

 

マイケル・キートンがほんと、いい!

 

私は、以前に何度も書いているように、

彼は歴代バットマン史上最もセクシーなバットマンとして

まさに、私の中では歴代No.1のバットマン。

さらに、

「ビートルジュース」

「ジャッキー・ブラウン」

「アウト・オブ・サイト」

その後、ちょっと低迷していたが

(その間に「トイストーリー3」でケンの声など担当している)

「バードマン」で復活!

これでオスカー取れると思ったが、

あのとき、

エディ・レッドメインにもっていかれちゃった。

あれは、地団駄踏むほど悔しかったわよ〜

 

でも、

「ファウンダー」

「スポットライト」

そして「シカゴ7裁判」など、

いい映画にずっと出ていて、

最近では、唯一無二の実力派名優へと進化!

 

そんな彼が、

この「ワース」でも、その真骨頂を発揮。

どんどん渋さを増して、

懐の深い役柄ができるようになった、

ファンとしては、本当に嬉しいし、感動もひとしお!

 

 

 

もちろん、トゥッチもいい〜

 

 

彼は、遺族の1人で、

キートン扮する弁護士チームが提唱する計算式の賠償金に異を唱える

庶民派の男を人間味あふれる魅力で演じている。

もう、最近は、こういうヤツを演らせたら、

彼の右に出るものなし、という感じ。

 

あの「ペリカン文書」の殺し屋から、

遥かな旅路を経て、

 

味わい深い名優へと熟成されていった

トゥッチにも乾杯!

 

 

そんなこんなで、

先週これを見てしまったので、

 

評判のいい「イニシェリン島の精霊」も見にいけず、

 

明日から始まる

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

は、もはや見に行く余裕ないと思う。

 

 

次女一家がまたやってくるので、

その前準備に追われ、

2週間は、仕事そっちのけで、イベントてんこ盛り!

となる予定です。

 

 

でも、

12日のアカデミー賞授賞式は無視できず、

多分、

いろいろな方法で、クリップは漁るだろうなあ〜

 

(初ノミネートのジェイミー・リー・カーチスと、オースティン・バトラーを応援してまっせ!)