「モリコーネ 映画が恋した音楽家」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

今年2本目の映画。

(今のところ、今年はコンスタントに映画館に行ってます^^;)

 

 

 

 

これ、映画ファンなら、絶対に素通りできないでしょ!?

 

これは、ジュゼッペ・トルナトーレが監督し、

モリコーネ自身のインタビューを核に、

タランティーノ、イーストウッド、ハンス・ジマーからブルース・スプリングスティーン、

クインシー・ジョーンズ、

なんとパゾリーニやテレンス・マリック、ダリオ・アルジェントなど、

錚々たる映画界の大物たちに、

さらにイタリアの高名な作曲家たちのコメントまで収録し、

実に巧みな編集でまとめあげた素晴らしいドキュメンタリー。

 

この作品を最後に、

モリコーネ自身が91歳でこの世を去ってしまったので、

 

まさに、二度と実現できない、

映画史に刻まれる至宝となった!

 

とにかく、貴重な証言がいっぱい!

それとともに流れる映画音楽の数々に酔いしれる!

 

セルジオ・レオーネとのコンビで

「荒野の用心棒」から

「夕陽のガンマン」(2作)

さらに

「ウエスタン」

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」

までーー

どれも、他の人間にはとてもできない偉業を達成!

ウエスタンにおける映画音楽のジョーシキを変えたぐらい、

圧巻のメロディを作り上げたと思う!

 

 

一方でーー

その叙情的にして、珠玉の旋律は、

「ニューシネマ・パラダイス」

「海の上のピアニスト」

「マレーナ」

「1900年」

など、耳にするだけで、

心が震え、涙があふれてくるような、

繊細で美しすぎる音楽を生み出した。

 

 

2時間37分では伝えきれないほどの

膨大な音楽の数々。

 

残念だったのは、

監督がトルナトーレだったからか、

他の監督たちに敬意を払いすぎて、

自身の映画に関してのクリップを最小限にしてしまったようで、

私はもう少し「ニューシネマ・パラダイス」の音楽を流してほしかったし、

「マレーナ」に至っては、言及すらされていない。

 

あんな美しい曲が流れなかったのは、

ちょっと惜しい。。。

 

 

でも、その一方で、サプライズもいっぱい。

 

バレリオ・ズルリーニの「タタール人の砂漠」という作品。

ジャック・ペランのファンとして

記憶の底にあったが、

その映像が流れたのは、ほんとに嬉しい驚きだった!

 

それと

「シシリアン」の映像で、

ジャン・ギャバン、リノ・バンチュラ、アラン・ドロンが出てきたときは、

思わず落涙!

 

 

最初はトランペットから音楽に親しみ、

やがて作曲の勉強して、

作曲の仕事につくも、

次第に編曲や作曲を通して、

エンタメ業界へと足を踏み出したモリコーネ。

そのため、長いこと、クラシック音楽の人々から偏見を受け、

彼自身もコンプレックスに悩んだこともあったようで、

そうした心のうちも語られるが、

妻のマリアが彼の一番の理解者として常にそばにいてくれたエピソードが感動的だった。

 

手がけた映画音楽、TV音楽は500曲以上。

西部劇からヒューマンドラマ、ホラー、アクションまで、

幅広いジャンルの作品に縦横無尽な能力を発揮して、

類いまれな天才として上り詰めた!

 

 

映画好きなら、

絶対に見てほしい、

人生を豊かにする、かけがえのない1本ですよ〜!

 

 

 

 

ちなみに、「マレーナ」です。