「ドント・ルック・アップ」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「ドント・ルック・アップ」

 

 

ようやく見ました、この映画。

 

レオナルド・ディカプリオを筆頭に、

ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、

マーク・ライランス、ジョナ・ヒル、

ケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメ

アリアナ・グランデ、タイラー・ペリー

他、

錚々たる豪華キャスティング。

 

監督は、サタデーナイトライブ出身、

「バイス」などのアダム・マッケイ。

 

 

以下、ちょっとネタバレもあるかも、なので、ご注意。

 

 

 

ある日、巨大彗星が地球に接近していると知った二人の科学者。

 

 

大統領にもメディアにも訴えかけ、

地球壊滅が迫っていることを必死で説くも、

だ〜れも、それに本気で取り組まない。

大統領は自分の選挙のことしか考えず、

ニュースショーのホストたちは、

テレビの話題にはもっと軽いものを、と笑いとばす始末。

 

 

 

 

焦る科学者たち。

一人(ジェニファー・ローレンス)は、

逆ギレして、

包み隠さず、事実を捲し立てたため、

SNSの攻撃対象とされてしまう。

 

 

 

もう一方(レオ)は、

好感度高めと判断され、

子供向け番組にまで駆り出され、

妻子のいる身で、ニュースショーのホスト(ケイト・ブランシェット)とイイ仲に!?

 

 

これねーー

 

完全に、

今の現実のメタファーですね。

 

地球温暖化に関して、

このままではいけないと思っている人も多いけど、

より多くの人々は、

この現実を直視していない、

 

それを、

「巨大彗星の地球激突」

というストーリーにすることで、

よりわかりやすく、

訴えかけている、そうい風刺に満ちた作品なのだ。

 

かなり笑えるが、

その底にあるものは、

到底笑えない、

相当にシリアスで、コワイ。

 

気候変動が進んだら、

水位の上昇、

異常気象、

生態系への影響、

農作物の減産、

健康被害の増大、、、、

それだけではない、

それらすべてが繋がって、

地球規模で人類及び生態系が絶滅への一途をたどっていくことになる。

 

それらが、

もうずっと以前から叫ばれているにもかかわらず、

なかなか、

改善されていかない。

本気で取り組んでいる政治家たちが、一体、どれぐらいいるのだろうか。

 

まさに、

こうした危機に対する痛烈な警告が、この映画のテーマなのだ。

 

改めて、

今現在、地球が置かれている状況を考えるべき作品、

ということが言える。

 

 

まあ、

それでも、

描き方はエンターテイメントになっているので、

そういう本当のテーマに気づくことなく、

単純に笑って楽しめる、

という人もいるはず。

 

 

 

 

役者陣でビックリだったのが、

ピーター・なんとか、いうIT起業家に扮した

マーク・ライランスの怪演ぶり〜!びっくりびっくりびっくり爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

この役、

今のアマゾンやフェイスブックなど、

世界の政治経済に多大な影響を与える巨大企業のCEO

といったイメージだと思うけど、

それを彼が超デフォルメしてて、

ロボットみたいに演じてて、超絶笑える!

 

 

 

この映画、

彼がすべてを持っていってしまった、

と言っても過言ではない。

彼の、

起業家をステレオタイプ化して、

それを楽しそうに演じているサマが、もうお見事、というしかない!

 

 

てか、

 

この人って、ここまで究極のカメレオン役者だったとはーー

 

 

だって、

「ブリッジ・オブ・スパイ」

ではこうでしたよ〜!

 

 

 

 

↓別人だよ〜ポーンポーンポーン

 

寡黙な、ソ連のスパイ。

これでオスカーを取ってますからね。

 

 

それが、

「シカゴ7」では、人権派の弁護士で、これ、またいい役だった〜

 

 

 

 

いやあ、すごい役者だわ〜

昨日から「ブリッジ・オブ・スパイ」、また見直してるぐらいよ。

 

 

 

 

そうそう、

ティモシーも、カッコよく出てきましたよ〜

美貌がどんどん際立ってきてる。

 

レオとの共演シーンもあって、

なんか、妙に嬉しかったのは、わたしだけかな?

 

 

 

 

オバカな大統領に扮したメリル。

 

彼女が、「ドント・ルック・アップ!」と叫ぶシーンになって、

そうか、そういうことか?

と、このタイトルの意味に行き着いたが、

 

要は、

政府が無策のまま、

気がついたら、

彗星が夜空に浮かんで見える、ぐらい接近してしまい、

「ルックアップ!」と叫ぶ科学者とその支持者たち。

一方、大統領は

「Don' t look up 空を見るな!」と支持者たちに訴える、というわけで。

 

このあたり、

完全に前大統領のイメージを彷彿とさせ、

前大統領にまとわりついている「陰謀論」「分断」など、

きな臭さも含めて揶揄されていて、

さもありなんな展開だ。

 

エンディングでの彼女の顛末も、

痛烈なる皮肉以外の何ものでもない。

 

 

というわけでーー

 

色々と話題を提供しているこの映画。

 

 

私は、大いに楽しみつつも、

 

もっと危機意識を持って、

環境のために生活しないとなあ、

カウントダウンは始まっているのだ、

ということを

改めて感じたのだった。。。。