「イン・ザ・ハイツ」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「イン・ザ・ハイツ」

 

 

「ミナリ」以来の映画館。

 

5ヶ月ぶりぐらい?

 

感染者蔓延の中、

 

どうしても見たくて、行ってきました〜

 

 

これに関しては、直前まで何も知らなかった。

 

町山さんのBS朝日の番組で初めて知って、

 

へー、あの、

リン=マニュエル・ミランダが作った

ブロードウェイミュージカルの映画化なのか。

 

って、

俄然興味が湧き、

ついでにYouTubeでの冒頭シーンクリップで、

ジミー・スミッツが歌っているのにビックリして、

 

これは、見に行かねば、

 

と思ったのでした。

 

 

 

 

NYの北に位置するワイントンハイツ。

ヒスパニック系が主に住むこの界隈を舞台に、

若者たちの夢と挫折を

サルサやヒップホップのリズムに乗せて描く。

 

そのメロディはエキサイティングだけど、

描かれているテーマは、

人種差別や移民、不法移民問題など、

決して明るいものではなく、

むしろかなりシリアス。

 

そういう意味では、

「ウエストサイド物語」を彷彿させるかも。

争いはないけど、

21世紀版ウエストサイド、的な側面もあると感じた。

 

もともとは、

リン=マニュエル・ミランダ作詞作曲による

ブロードウェイミュージカル。

オフブロードウェイから

ブロードウェイに登場したのが、2008年の事。

 

彼はその後で「ハミルトン」を放ち、

一躍有名になった。

 

舞台では、彼が主演したけど、

今回は、脇役に回って、

ほぼ無名の若手たちが主演を務める。

でも、みんな、歌が上手いし、ダンスも素晴らしい。

特にヒロイン2人、

ニーナ役のレスリー・グレース、

バネッサ役のメリッサ・バレラ、

驚くほど美しい歌声で、

彼らが歌っているの聴いているだけで、

なんか、涙出てきちゃって〜

 

このほか、

街のみんなのお母さんという感じの

アブエラ(スペイン語でおばあちゃんの意味らしい)

を演じたオルガ・メレディス。

 

↓この中心にいる女性。

 

彼女はブロードウェイでも同じ役を務めた女優で、

彼女の歌がまた感動的で、素晴らしかった。

 

ついでに、上の写真の右にいるのが、

ジミー・スミッツ。

彼は、今まで数々の映画やドラマに出ているベテランで

私も、何度か見て、昔は、結構素敵だなあ、って思っていた。

しかし、彼もいい年になって、ここでは、ニーナのパパ役。

なかなかのいい味わいで、嬉しかった。

 

 

 

それで今回の映画化。

製作されたのは、ちょうど前大統領の時代。

人種差別で分断化が激しくなっていた時期だけに、

そんな中で、

ヒスパニックやアフリカンアメリカンの人生を

こういう形で世界に発信したのは、やはり意義あることだと思う。

 

 

この作品には、

悪い人や、ショッキングな展開があるわけではない。

何か仕掛けがあるとすれば、

それは、NYを襲った大停電。

これって、

実際に2003年8月に起こった大停電をモチーフにしているらしいが。

(私の記憶ではもっと昔もあって、その後で妊娠した人が急増したって、

それを描いたコメディもあったぐらい爆  笑 これはまた別の話ですが、、、)

 

それで暑さに何もできないっていう人たちが続出。

レイジーになっている人たちに主人公が喝を入れて、

それから次第に大合唱、大群舞になっていくクライマックスも良かった〜

 

 

フィナーレも楽しいダンスが展開するが、

エンドマークとなってから、

またアンコールで出てくれたら、

もっと良かったなああ。

って、

「スウィングキッズ」でも感じた

“ミュージカルエンディング問題”爆  笑爆  笑爆  笑

 

ミュージカルって、

見ている間の高揚感がハンパないので、

突然終わると、

その余韻の持って行き場がなくて、困るんです。

 

そういう意味で、

今思い出すのはーー

 

キャラクターたちがアンコール登場した「シカゴ」。

クリストファー・ウォーケンまで、

全員が踊ってくれた「ジャージーボーイズ」

亡くなったキャラたちが一斉に歌うシーンで幕を閉じた「レ・ミゼラブル」
等々。
どれも良かったなあ。

 

あ、でも、このエンディングクレジット、

全くオマケがないわけではないの。

最後まで立たないでくださいね。

最後の最後に、

ミランダ氏が登場しますよ〜

 

 

 

 

本作では、ピラグア(プエルトリコ風かき氷)売りを演じていたミランダ。

これは、撮影中のジョン・M・チュウ監督と、ミランダ氏よ〜