「アメリカン・クライムストーリー/O・J・シンプソン事件」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「アメリカン・クライムストーリー/O・J・シンプソン事件」

 

 

 

ネットフリックス

「ヴィンチェンツォ」が一週お休みで、

 

繋ぎ的に見始めたこのドラマ。

 

いやあ、、、面白くて、、、、

 

 

止まらなくて、、、、

 

 

この一週間で、全10話を完走!

 

すごく、すご〜く、

よく出来ていた!!

 

 

エミー賞9部門、ゴールデングローブ賞作品賞など、

錚々たるドラマ賞を受賞!

 

実に完成度の高い、優れた作品だった。

 

大体、OJ・シンプソンって、

私、実はあまり詳しくない。

アメフトもよくわからないので、

俳優として何作かに出ていた彼ぐらいしか知らず。

 

その彼が元妻とその友人を殺害したとして逮捕され、

裁判にかけられたことは知っていても、

その結果とその後について、興味があったわけでもなく、、、

なので、

このドラマは、私にとって、全てが新鮮で、

ゆえに、とっても興味深く、

まさに一瞬も目の離せない展開だった。

 

 

 

OJを演じたのは、

キューバ・グッディングJr.。

私の中では、

アカデミー賞授賞式歴代最高の感動モメントだった

「エージェント」での助演男優賞受賞の瞬間が忘れられず、

「恋愛小説家」も良かったし、好感度高い俳優だった。

だいぶ、面相が悪くなってて、

役作りだからよね?

て、思ってたんだけど、

色々調べてみたら、

彼自身も、レイプや痴漢容疑で告発されてるのね。

 

驚いたわ〜

 

とーぜん、この役、似合ってましたよ。

限りなく黒に近い、

結局、やってるんでしょ?

て言いたくなるような、

そういう雰囲気を実に上手く作り出している。

 

で、この裁判、

始まる前から、

陪審員をどう選ぶか、とか、

検察、弁護側、どういうメンツを揃えるか、など、

もう、面倒な手続きや、それぞれの思惑、駆け引きがありすぎで、

簡単には進まない。

 

被告が、白人と結婚していた黒人、

しかも、元アメフトのスーパースター、

というだけで、

被害者の白人側の心情も、

OJを擁護する黒人側の心情も

色々と絡んできてて、複雑この上なくて。

 

検察側は、この二人。

 

マーシャ・クラーク検察官=サラ・ポールソンと

クリス・ダーデン検察官=スターリング・K・ブラウン。

 

弁護側は、これだけいます。

 

右から、

ロバート・シャピロ弁護士=ジョン・トラボルタ、

ジョニー・コクラン弁護士=コートニー・B・ヴァンス、

キューバ、

OJの親友、ロバート・カーダシアン=デビッド・シュワイマー、

ベイリー弁護士=ネイサン・レイン。

 

裁判長。

 

日系アメリカ人のランス・イトウ。

演じるのは、韓国系アメリカ人役者のケネス・チョイ。

 

これらの人々が実在の人物と瓜二つなぐらい似ているのは、

エンディングで明かされ、

それにもビックリだけど、

(↑ 上のイトウ氏、本物は左側ですよ〜)

 

とにかく、この裁判全体が、

もう、アメリカの縮図、

いや、世界の縮図みたいな。

人種問題、性被害問題、DV、女性差別問題、そして、権力闘争、政治問題。

もう、ごった煮のように、複雑に問題が絡み、

一体、どうなるの?といった緊迫感がずっとある。

 

OJが容疑者となった一番の決め手は、

現場で発見された血の付いた手袋など数々の証拠品、

だが、

それらを発見した白人刑事ファーマンが、

人種差別主義者であると判明するや、

弁護側は、

巧みに裁判を黒人差別問題へとシフトさせていき、、、

裁判の焦点がずれていく、ということに。

検察側は懸命に反論するも、形勢はOJ側に有利に。

 

何より驚きは、

この裁判が逐一、全米中継されていたという事実。

全米の人々は、

まさに3億総裁判官、3億総陪審員、になった気分で、

この長〜い裁判をテレビの前で傍聴していたのだ。

 

だから、

クラーク検察官の髪型がどうだ、とか、

着ている洋服がどうだ、とか、

大衆紙が競って書き立てることにもなった。

1994年の事で、SNSがないとはいえ、

ライブで全国民が目にしているのだから、

ある意味、SNSよりもキョーレツ。

そういう裁判に関係のないところで、

検察官もストレスにさらされる、という。。。

 

 

全米中継は当時の映像も使用しているので、

ドキドキが生で伝わってくる。

特に、判決の瞬間など、

全米各地で、

無罪を信じる人たち、

有罪を信じる人たち、

それぞれが、固唾を飲んで待ち望む映像など、
本物の迫力がいっぱいで、
目が釘付けとなる!

 

 

とにかく、役者たちが、抜群に上手いです!

 
特に、クラーク検察官を演じたサラ・ポールソン。

離婚調停中という身で、

子供の親権を夫と戦いながら、
この裁判に臨むが、
もう一筋縄じゃないから、
一瞬も息が抜けなくて、
隙を見せられない辛さ、
というか、そういう、体を張って仕事してます、
という姿が痛々しいけど、
それでも、
法廷での彼女の弁論は実に知的で説得力があり、
いつの間にか、
彼女を応援している自分がいたわ。
 
あと、面白かったのが、
ロバート・カーダシアン。
やたらと彼の子供たちが登場するんで、
もしかして、、
と、リサーチかけたら、
やっぱり、キム・カーダシアンのお父さんだった。
のみならず、
キムの名付け親はOJだったそうな。。。
彼はOJの親友だったけど、
彼の有罪を疑い、
この裁判の後、絶交したらしい。
少女時代のキムも登場しますよ〜
って、私はキム・カーダシアンのことも、
お騒がせセレブ、という認識ぐらいしかないすけどね。
 
 
この作品、製作にジョン・トラボルタが参加しているが、
製作総指揮は、ライアン・マーフィ。
あの「Glee」でもおなじみの人。
アメリカンクライムストーリー(ACS)や、
アメリカンホラーストーリーをシリーズで製作している。
 
ネトフリのACS作品は、
「ヴェルサーチ暗殺」、これも見たい!
 

 

 

 

オマケです〜↓
 
やっぱり、キューバ・グッディングJrときたら、
これが忘れられないんでネエ〜
この頃、よかったなあ〜