「いまを生きる 」、久しぶりに。 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「いまを生きる 」、久しぶりに。

 

劇場公開の時に、リアルタイムで鑑賞し、

 

その後、多分(記憶があやふやで)、

レーザーディスク買って、

 

それから、DVDを購入。

 

その度に何回も見ているので、

今まで何度見たか、記憶にないけど、

 

なんだか、急に見たくなり、

 

先日、鑑賞。

 

わかっていても、

 

ラストシーンは、

 

やっぱり号泣だった〜

 

 

 

 

改めて見て、

そうそう、

これって、1950年代の終わりが舞台なんだ

と、その辺も記憶が朧だったことに気づき。。。

 

物語は、もう知ってると思いますが、

男子ばかりエリート私立寄宿学校に、

自由闊達な精神を持つ先生がやってきて、

彼らに多大な影響を与えていく、

しかし、

伝統と規律を重んじる学校の精神、

及び、

子供を思い通りの枠にはめようとする親の重圧が、

悲劇を生んでしまう、

という展開。

実にベタなんだけど、

そこが嫌味でなくて、

観る者に、多くのことを考えさせて、

素晴らしいの一言。

役者陣も充実していて、

今なお、見るものを魅了する。

 

改めて、映画史に輝く名作だと感動を新たにした。

 

 

 

ロビン・ウイリアムズ。

 

この前々年に「グッドモーニング、ベトナム」に主演しているが、

コメディアンとしての存在感が依然強かった時代。

 

このキーティング先生は、

彼の静かな佇まい、知的な雰囲気がより前面に出されて、

役者として一回り成長する作品になったと思う。

 

後年の「グッドウィルハンティング」

などに通じる奥深さを漂わせているのが素晴らしい。

(ていうか、本作と「グッドウィル〜」は繋がっているものがあると、町山解説、↓参照)

 

 

そして、

学校ものならではの配役で、

生徒を演じた役者たちが、みんな、すごい。

 

 

イーサン・ホーク。

 

物語の要と言える、重要キャラ。

優等生の兄がいたせいで親から期待されず、

自分に自信がない少年。

それが、キーティング先生の影響で、

少しずつ変わっていく。

あの感動のラストシーンを生み出したのも、

彼、トッドが先生にエールを送る意味合いで机の上に立つ、

そこから始まったのだから。

 

 

この頃のイーサン、まだデビュー間も無い頃で、

なんか、役のイメージそのままに、

弱々しく、儚げな感じがしたが、、、

 

その後、役者として大躍進。

 

「ガタカ」の頃から、

「6才のボクが、大人になるまで」などもよかったし。

今や、

アメリカ映画界に独自の地位を築く俳優に成長したと思うわ。

監督、製作者としても精力的に活動してまっせ。

 

 

ロバート・ショーン・レナード。

 

イーサンと並んで、この物語の中心人物。

彼が演じるニール、思い出すだに、悲しくて切ない。

夢がいっぱい、だけど、

それを父親に全てもぎ取られ、、、

最後に選んだ手段が、あまりにも。。。

 

 

レナードは、その後、「ドクターハウス」などテレビで主に活躍。

イーサン・ホークと大の仲良しで、何回も一緒に仕事してます。

 

 

 

ジョシュ・チャールズ。

 

ここでは、ロマンスパート引き受け。

初恋のときめきに揺れる純粋な生徒役で、爽やかな印象だった彼。

 

 

その後、「グッドワイフ」のウィル役で登場した時は、

あまりにも男っぽくて、魅力的で、

うわ〜、成長したな〜って、

ちゃんと生きてるってわかって、

嬉しかったのを覚えてる。

 

 

 

この作品、見れば見るほど、

深い内容と、悲しみを湛えている。

 

「デッドポエッツソサエティ=死せる詩人の会」

という原題が、それを物語ってます。

 

でも、「いまを生きる」というタイトルも、

キーティングが

「カーペディエム=Seize the Day=今を生きろ」

と、彼らに語りかける場面があり、

まさにこの物語の重要コンセプトなので、

この邦題も、素晴らしい。

 

ところで、

なぜ、キーティングは今を生きろと言ったのか、

 

そこに、この映画のテーマが凝縮されてる。

 

私には、

それを語ったキーティング=ロビン・ウィリアムスがもうこの世にいない、

ということが、

間接的に、

この映画のテーマそのものを体現しているようで、

それを思うと、

本当に切ない、悲しすぎる。

 

 

ここには、常に「死」が「生」と隣り合わせで、存在している。

 

 

この映画のメッセージって、

実は、かなり、暗く、重い。

 

 

 

そうしたものを含め、

この作品に関しては、

町山さんが良き解説をしてくれてます。

興味のある方、覗いてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところでーー

 

 

私の学校にも、キーティング先生はいました〜

 

以前にも、このブログで書いた記憶があるけど、

 

私が中学3年生のとき、

政治経済を教えてくれた、S先生。

 

一学期の間、政経のテキストを一度も開かせることなく、、、

(キーティングは詩のテキストを破らせたけど、そこまでは、、、笑い泣き

 

代わりに何をしたかというとーーー

 

リルケ、ロマン・ロラン、八木重吉、

それらを中心に、

クリスチャンだった先生自身の生き様なども含め、

文学、芸術の素晴らしさを謳い上げる授業だった。

 

ソクラテス、プラトン、など、哲学者たちについても学んだ。

 

この先生から受けた影響、

それは、もう、あまりにも大きすぎた。

中学3年という多感な思春期の時代に、

そういった、美しい詩や文学の数々を紹介され、

人間の生き方の意味などを伝授され、

それらを吸収していったことは、

私のその後の人生を決定的に変えたと確信してる。

あの先生と巡り会えたから、

その後の人生の紆余曲折にも耐えられたし、

アートが好きな今の自分がいる、と思っている。

 

キーティング先生は、結局、非難され、

学校を追われてしまったけど、

 

私たちの学校では、

S先生の授業はかなり有名で、

それを非難する人などは1人もなく、

 

むしろ、

S先生に政経を教わるクラスは、

その授業を受けられる幸せ、特権

というものを享受していた、と思う。

 

今、思い出しても、

あの日々は、私の中の、心の財産。

 

思えば、

イイ学校でした〜

 

 

て、今から55年ぐらい、昔のハナシですが。。。。ゾっびっくりガーンえーん

 

 

 

今の学校事情、

私は、あまり知りませんが、

 

孫たちにも、

いい先生に巡り合ってほしいなあ〜ラブラブラブラブドキドキドキドキ