「世界で最も危険な男」
とても親しくしている親戚からお借りした本。
私個人としては、
トランプの姪が暴露本を出版した、
というニュースを見た時、
全く興味がなかったんだけど、
いや、これは、読んでよかった、ホントに。
こんなにいい本だとは知らなかったです。
まず、筆者が、
実に知的で、冷静で、
客観的に物事を見ることのできる人でよかった。
メアリー・トランプ氏は、
心理学の専門家で、
大学院で発達心理学や、精神病理学などを教えている人物。
ゆえに、
人物の観察に非常に優れ、
その内面の分析に関して、
とても説得力が強い。
この本は、
トランプの祖父母の時代まで遡り、
アメリカで巨万の富を築いていった、
トランプ王国の裏側にメスを入れ、
そこで育った、未来の大統領に関して、
こき下ろす、というより、
もっと理知的な目線でもって、
冷静に観察し、
その決定的な弱点や欠陥を
実に分かりやすく、
順を追って、綴っているのだ。
なぜ、彼は、自分のことばかり持ち上げるのか。
なぜ、彼は、自分の失敗を認めず、他者のせいにするのか。
なぜ、彼は、普通の常識観念を持っていないのか。
なぜ、彼は、他者への共感に欠けているのか。
なぜ、彼は、医療従事者に感謝の言葉一つ、述べないのか。
なぜ、彼は、コロナで亡くなった犠牲者たちにお悔やみの言葉一つ、言えないのか。
なぜ、彼は、分断を煽り、憎悪を生み出すのか。
そしてーー
なぜ、彼は、怪物になってしまったのか。
それらの答えは、
みんな、
この本の中に見つけることができる。
実にタイムリーな出版で、
つい最近の事まで書かれている。
6人の翻訳家が翻訳に当たっているが、
これが、また見事な翻訳で、
実に読みやすいです。
大統領選は、迫ってます。
どんな結果が待っているのでしょうか。![]()
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