7日間映画チャレンジ、その4「運び屋」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

7日間映画チャレンジ、その4「運び屋」

フェイスブックに掲載した、
「7日間映画チャレンジ」を、ブログに転載しています。
今日は、4日目です。
 
 
●4日目「運び屋」(2018)
 
私の中で、レオナルド・ディカプリオとクリント・イーストウッドは他人じゃないと思ってるんですが^^;、
今日語るのはクリントの方。
彼とは「ローハイド」の時からの付き合いなんで、かれこれ60年以上!
彼があの番組のメンバーと来日した時の「スクリーン」誌も、未だに大事に保管してますー 
 
 
 
その後、イタリアでマカロニウエスタンに出てブレイクし、アメリカに凱旋。
「ダーティハリー」で大ヒットを飛ばしてあれよあれよの間に人気スーパースターとなっていった、
その道のりをず〜っと見守ってきました。
「恐怖のメロディ」で監督業に進出した時はクールなセンスに舌を巻き、
後年、「危険な情事」がヒットした時、これって恐怖のメロディのパクリじゃん、
って思ったものです。
 
そんな彼の作風は本国よりフランスで賞賛されていましたが、
「許されざる者」でようやくアメリカも認めてアカデミー賞に輝いて以来、
映画作家としてどんどん上り詰め、ここ数年はもう“神”の領域。
 
そんな彼の集大成とも言えるのが、「運び屋」です。
 
 
 
それまでにも「チェンジリング」「アメリカンスナイパー」
「グラン・トリノ」「ハドソン川の奇跡」など最高レベルの秀作を発表してきた彼が、
久々に役者にも復帰。
90歳を過ぎて麻薬の運び屋になった実在の老人を飄々と演じていて、それがまず素晴らしい。
クリントの映画はどれも抑制の効いた無駄のない演出で、観る者を確実に作品世界へと引き込んでいく。
セリフや間の取り方、空間の使い方全てが絶妙で、決して重くなく実に見事。
 
この作品も肩の力を抜いたユーモアとウイットが溢れていて、
ああ、映画を愛していてよかった、クリントが好きでよかった〜という想いに、
もう観ている間中が至福そのもの!
クリントを追う捜査官を演じたブラッドリー・クーパーとのツーショットなんて、それだけで泣けた!
 
今回、この投稿のためにNetflixで再見したら、
彼が「家族が一番」と語っているのが印象に残り、
そうか、これは娘役に実の娘アリソンを起用したことも含め、
クリント自身の懺悔録という意味合いもあったのかと初めて認識!
別の角度からこの作品を観れて、良かった〜
 
5月の31日で90歳になったクリント。
観るたびに遺作になるかもと思ってしまいますが(「リチャード・ジュエル」も素晴らしかった)、
まだまだ次回作を待ちたいです〜