「タクシー運転手」
本当に久しぶりに、丸の内ピカデリーまで出かけて、
友人たちに薦められたこの作品を観てきました。
圧巻です。
というか、
韓国映画人の覚悟、というものを、
今さらにして思い知った傑作である。
内容は、実に重い。実話です。
↓以下、all cinema から転載させていただきました。
ーーーーーーーーーー
1980年、韓国のソウル。妻に先立たれ、幼い娘を抱えて経済的に余裕のない毎日を送る陽気なタクシー運転手のキム・マンソプ。その頃、光州では学生を中 心に激しい民主化デモが発生していたが、戒厳令下で厳しい言論規制の中にいるマンソプには詳しい事情など知る由もなかった。
そんな中、ドイツ・メディアの 東京特派員ピーターが光州での極秘取材を敢行すべく韓国入りする。
英語もろくに分からないマンソプだったが、“通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支 払う”というピーターの言葉に二つ返事で引き受ける。
こうして現地の深刻さに気づかぬまま、ピーターを乗せて意気揚々と光州へ向かうマンソプだったが…。
ーーーーーーーーーーーー
これは、韓国の光州事件の実態を取材し、
そのニュースを世界に広めた実在のジャーナリスト、ユルゲン・ヒンツペーターと、
彼を乗せてソウルから光州に入ったタクシー運転手が遭遇した、
想像をはるかに超えた、
ショッキングな二日間を描いた作品。
自国の恥のはずなのに、
ここまで赤裸裸に描くのかと、
それにも驚き、圧倒される。
主演は、ソン・ガンホと
「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマン。
監督は、「義兄弟」「高地戦」のチャン・フン。
後半、ちょっとエンターテイメントが過ぎるきらいもあったが
(タクシーチェイスは、頂けません。。。)
それ以外では、
まず完璧といっていい、
まさに襟を正す思いの作品に仕上がっている。
毎度のことだが、
役者がいい。
ソン・ガンホ兄貴は、もういつだってサイコー。
彼が出ているだけで、その作品への信頼度は絶大になる。
彼の映画は
「JSA」「復讐者に憐れみを」
「殺人の追憶」
「渇き」「弁護人」
「義兄弟」「グエムル」
「観相師」
等々、
かなりの作品観てます。
この人の表情ひとつひとつが何とも言えない。
ちょっとした感情の揺れを
実に巧みに表現してみせる天才ですね。
↓ ユ・ヘジン。
人間味あふれる光州のタクシー運転手に扮して、
鮮やかな存在感を示す。
「三食ごはん」もずっと観ていたけど、
さらに
「LUCK-KEY/ラッキー」
「ベテラン」など。
いつもいい味を出している名優。
↓ リュ・ジョンヨル。
英語がちょっと出来るので、
通訳に駆り出される、光州の若者。
彼も上手い!
ちょうど今
「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」にドはまり中ゆえ、
この映画の中で、
「大学歌謡祭」に出たくて大学に入った、
という役柄と、「応答せよ」がリンクして、
内輪ネタでちょっと嬉しくなる。
しかし、本作の中で、この若者が辿る運命は、
容赦なく過酷で、
その描写は、観るものを打ちのめしてやまない。
この映画には、彼らの他にも、
韓流ドラマにおなじみの人たちが大結集!
↓ パク・ヒョックォン(左から2人目)
本作では、良識あふれる新聞記者に扮して、
知的な持ち味を発揮していた彼。
「六龍が飛ぶ」では、
オネエの最強剣士役キル・テミに大変身して、
弾けまくった!
この他、
「密会」「プロデューサー」などにも出ている、
私の好きな俳優さん!
↓ チョン・ジニョン
クレッチマン扮するピーターの光州入りに
尽力するジャーナリスト役で特別出演。
出演場面は少ないが、
さすがの存在感。
彼の作品で忘れられないのは、
何と言っても、
シン・ハギュンと共演した「ブレイン」よね〜!
チェ・ガンヒと共演の愛憎劇「華麗なる誘惑」もね、
仕事なので観ていたけど。
↓チェ・グイファ
こわ〜い役です。
ピーターとマンソプを執拗に追いかける
私服軍人を演じている。
彼は、
「新感染」ではホームレスを演じていた。
そして、今、最新ドラマは「SUITS/スーツ」
どんな演技を見せてくれるのか、
ちょっと楽しみ!
さらに、
↓この人
タクシーの修理を頼まれるタクシー会社社長の役でちょっと登場。
ドラマの常連ですね、ホントによく出ている。
チョン・ソギョンという俳優です。
彼の出演作では、
私的には
「ベートーベンウィルス」が何故か忘れられない。
最近でも、
「キム課長とソ理事」が印象的だったわ。
あと、この女優さんも!
↓
ユ・ヘジンの奥さん役で出てきた。
イ・ジョンウン。
彼女が画面に出てくると、
なぜか、ふわっとあったかいものが流れてくるのよね。
「ああ、私の幽霊さま」
「月桂樹洋服店の紳士たち」
「交渉人」
「リメンバー」
「サム、マイウェイ」
等々でも、よかった。
彼女がいるだけで、
なんか、安心できちゃう、ほっとする。
そういう持ち味、貴重ですね。
美人じゃなくても、
とても惹かれる女優さんね。
「焼き肉ドラゴン」で、日本映画にも初登場よ〜!
↓
あと、この人も出てきました!
ガンホ演じるマンソプの家主の役。
彼の場合、その体全体から醸し出す雰囲気が、
とてもユニークで、
何とも味わい深い。
色々な映画で、
よく観る顔だが、
やっぱりダントツは
「ハロー、ゴースト」!
泣いた〜!
というわけでーーー
映画好きには、もちろんのこと、
韓流ファンにも見逃せないこの映画。
まだ上映続いてるので、
お見逃しなくね〜!












