「クリフトン年代記」読破しましたるが。。。。 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「クリフトン年代記」読破しましたるが。。。。

 

 

ジェフリー・アーチャーの全7部(各上下巻あり)、

 

全14冊の物語を完読しました。

 

思えば、ロングジャーニーでした〜

2年越し〜3年越し、ぐらい、時間かかりましたっけね?

 

前半は、ページをめくるのももどかしいぐらい、

 

いつものアーチャー節で、すご〜く面白かったんだけど、、、

 

ストーリーが進んで、

主人公ハリー・クリフトンの息子や孫の代にも話が波及していくに及んで、

 

求心力を失っていった感は否めず、

とっても残念だった。

 

当初、

貧しい労働者階級に生まれたハリーが、

 

人生の師に出会い、

 

困難を乗り越えながらも、

 

奨学金をもらって、上級学校へと進学。

 

そこで、上流社会のジャイルズと知り合い、

その妹エマに恋をして、、、、

 

だが、ジャイルズの父ヒューゴは

かつて、ハリーの母親メイジーと情を交わした仲だった。。。。

 

と、このあたり、ほんとにハリーを応援する気持が強くて、

 

韓流ドラマではないけど、

 

出生の秘密をめぐるストーリーや、

 

彼を排除しようとする悪役たちの暗躍も面白くって、

 

実にスリリングだったの。。。

 

ところが、ハリーが小説家として成功してからは、

 

さほどの挫折もないのと、

 

 

彼以外の人物たちがそれほどに魅力がなくて、

(悪役以外はみんな、ほぼ例外なく優秀で、完璧、なキャラが多いのです)

 

誰にも共感できないまま、

 

ストーリーが進んでいったのですね。

 

特に、エマが優秀すぎて、なんか、とっても距離を感じたし、

 

彼女のセリフもスノッブに響いて、

 

ついぞ好きになれないままだった。

 

さらに、彼らの孫にあたるジェシカなど、

 

一度は、男に走り快楽に浸って身を持ち崩すも、

 

すぐに改心して、以前の生活に戻ったら、

 

嘘のように、再び絵画の才能開花というのも、

出来過ぎなくらいに、リアリティに欠けてる。

 

第一、このストーリーの基本が、

 

イギリスの白人社会、それもエリート階級の限られた人々に

スポットを当てているという感じで、

 

読者は置いてきぼりをくらったままになりがち。

 

むしろ、

この年になって、気がついたけど、

 

そうか、私などは、こうしてアジアの小さな国、日本に生まれ育っているけど、

 

イギリスの上流社会に生まれついた人間たちというのは、

 

基本的に、全く世界が違うんだなあ〜、と

 

それは、我々の想像を遥かに超えた、

 

「完全に違う宇宙」、みたいなんだろうなあ、と、

 

そういう違いの大きさを見せつけられた、

 

そんな気がしたのです。

 

 

 

 

ジェフリー・アーチャー、かつての天才ストーリーテラーも、

才能の限界なのかしら?

 

こんなに長いストーリーにせずに、

もう少し短くしていれば、

テンポも失われずにすんだかもしれない。

 

次回作はどんなになるのか、

やはり期待はしてしまうけどね。

 

それにしても、

 

この長い、長い大河ドラマで

最も私を夢中にさせたのが、

希代の悪女レディ・ヴァージニアだったのも、

何か皮肉かな。

 

当初は、

性悪そのもの、なんてイヤな女!どうやって仕返しされる?

と興味シンシンだったけど、

 

やられても、やられても、へこたれず、

天性の計算高さと、運の強さで、

何度も生え上ってくる彼女が、いっそ快感、気持よくて、

逆にストレス発散!

 

もしも、映画かドラマになったら、

ヴァージニアには、

ぜひ、ケイト・ブランシェットをお願いしたいわ〜!

 

(どうよ、この表情!ピッタリじゃない!(;^_^A)