「ラ・ラ・ランド」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

「ラ・ラ・ランド」

観て来ましたよ〜念願のこの映画。

 

 

 

 

 

 

以下、すみません、

 

思いっきりネタバレ&ツッコミです。。。

 

 

 

 

「期待値をあまり上げない方がいいですよ」

 

と教えてくれた友人は、

 

「セッション」がダメだった人。

 

私も「セッション」に全く乗れなかったので、

 

直前になって、ちょっと気持をセーブ。

 

アカデミー賞授賞式での、

前代未聞のハプニング

“幻の作品賞”受賞作でもあるしね!

 

 

という流れで行くと、

 

やっぱり、ガッカリ感?

 

 

 

ハイ、その通りです。。。。

 

あんなに楽しみにしてたのに〜。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

 

一体〜

 

って感じですが、

 

正直な感想を言ってしまうと、

 

そういうことになります。

 

絶賛派が圧倒的に多いので、

 

あんまり、声を大にしては言えないのですが。。。。。ね。。。。汗

 

 

別に、

私、デミアン・チャゼルにイジワルしようとしているわけでもないし、

 

不必要に、この作品をイジりたいわけでもない。

 

では、何が私の中で、ダメだったのか、

 

ちょっと考えていきたいと思います。

 

 

 

オープニングのフリーウェイでの歌&群舞のシーン。

 

ここからいきなり鷲掴みされた人が多いらしいけど。

 

ここ、分かれ目ですね。

 

私は、ここで入れませんでした。

 

何でなのか、未だによくわからない。

 

例えば、

 

「ウエストサイド物語」のオープニング。

一体、何分続くのかと思わせる、overture。

約5分後、

そこに映し出されるのは、NYはマンハッタン。

 

カメラは上空を移動して、

 

スラム街の運動場に急フォーカス。

みるからにチンピラのあんちゃんたちが、

何故か、指を鳴らしてリズムをとり、

 

あまつさえ、ダンスまで始めちゃう。

 

 

考えたら、こんな非日常な世界もないのだが、

 

なのに、

観客をあっという間に

このドラマ世界に引き込んでしまう。

 

何とも恐るべき吸引力!

 

「サウンド・オブ・ミュージック」しかり、

「シカゴ」も

「ヘアスプレー」も、

み〜んな、導入部から観客を釘付けにしてしまう!

 

なのに、

 

「ラ・ラ〜」では、

 

ず〜っと距離を置いて、醒めた自分が全体を眺めている、

 

そんな距離感をずっと拭うことができなかった。

 

その後も、

 

入り込めないままで終わった。。。。。

 

そこには、

 

登場人物に共感できないというのも、

 

理由としてある。

 

男女の主人公の設定は、

 

「ニューヨーク・ニューヨーク」

のデニーロとライザ・ミネリのごとしで、

 

売れないジャズピアニストと、女優の卵。

 

でも、お金のためにカンタンに自分の生き方を変えたり、

 

5年後には、彼女は成功して人気女優に。

しかも、結婚して、子どもまでいる。。。?

 

となっていたり、

 

彼等のどこを応援していいか、戸惑う。

 

地に足がついてない、そんな感じが付き纏う。

 

そして、

彼らが語るセリフがいちいちクサいのも、気になる。

 

そして、

最大の弱点は、音楽シーンではないか。

 

ちまたでも話題になっているように、

 

この映画の音楽シーンは、

過去のさまざまなミュージカル映画、音楽映画へのオマージュ。

 

いわば、本家を真似して、リメイクしたシーンがいっぱい!

 

でも、

 

そういうのは、ちゃんと消化されていれば、別に問題はないのだけど、

 

私は、

見ているうちに、

ちょっと消化不良を起こしたのですね。。。

 

たとえば、

 

冒頭の音楽シーン。

 

 

JAZZYなメロディは、

「ロシュフォールの恋人たち」のオープニングシーンを連想させて、

 

 

 

あっ、

ミシェル・ルグランの影響をだいぶ、受けているな、と

そんなことが脳裏をよぎる。

 

ついでに言うと、

 

カラフルなイメージも「ロシュフォール」ぽい。

 

 

(↑こちら、ロシュフォール)

 

他にも、

 

ライアン・ゴスリングとエマ・ストーンが

グリフィス天文台のあたりで、

歌い踊るシーンは、

 

 

 

これって、アステアにも同じようなの、なかったけ?

 

とあとで確認したら、

 

そうでした、

「バンドワゴン」の名場面にソックリ!

 

 

 

 

ダンスの上手さを比べてしまうと、

ララ・カップルのは、お子様レベル。

 

どうせやるなら、

もっと練習を積むべきだったのでは?

 

それは、歌も同じで、

 

今回、

 

ライアンもエマも、素人の領域を出ていない。

 

「シカゴ」でキャサリン=ゼタ・ジョーンズに驚き、

「レ・ミゼラブル」で

エディ・レッドメインやアン・ハザウェイに驚いたようには、

 

今回はいかなかった。

 

そこも、ガッカリだったのですね。

 

 

他にも、

「雨に唄えば」

「世界中がアイラブユー」

「ミッドナイト・イン・パリ」

「巴里のアメリカ人」

 

等々が次々と走馬灯のように私の頭の中を過ぎていく展開。

 

エンディングクレジットは、

 

おお、まんま、ウディ・アレンじゃん!

 

これも、ミュージカル映画によくある、

 

カーテンコール的な場面で締めくくっていたら、

(全員がまた登場して歌うとか。「シカゴ」「ジャージーボーイズ」等々)

 

私のテンションも少しはアガったかもしれないのに、

 

それがなかったのも、不満感が残った。

 

 

でも、

 

鑑賞して、

何日か経って、

 

ちょっと見方を変えてみたの。

 

つまり、

私が12歳(!)で

「ウエストサイド物語」を観たときの衝撃って、

 

それまでの人生がひっくり返るほど凄かったんだけど、

 

あの当時、

 

こんなのミュージカルじゃない、

 

って思ったお年寄りもいたかもしれない。

 

逆にあれから、50年以上が流れて、

 

今の若い人が「WSS」を観たら、

 

なんか、ダセ〜っ、

 

ってなるのかもしれない。

 

だから、

 

やっぱり、

映画と人との出会いは、

 

多分に、その人間の年齢だとか、境遇だとか、

ほかの要素を加味しながらでないと、

なかなか、判定を下すのは難しい。

 

今まで、あまりミュージカルを観てない若い人がこの映画を観て、

 

キャッ、凄い!ってなって、

 

その後、素晴らしい映画を追い求める、

そういう人生になるとしたら、

この作品は、それに貢献した、

忘れがたい存在になるだろうし。

 

この映画が人生をプラスに導いてくれた!

とか

この映画で生きる勇気が湧いた!

 

て言う人がいても、それはおかしくないし、

いいことだと私は思う。

 

 

 

けど、

 

正直、

これが、オスカーを取れなかったのは、正解だったな、

 

と思ったことは確かです。

 

 

ただ、

 

ライアン・ゴスリングは、カッコよかったし、

 

吹き替えなし(ほんとか!)で弾いているというピアノも、

 

なかなかよかった。

 

今までのライアン作品で私が好きなのは、

「スーパーチューズデー」

「ラブ・アゲイン」

どっちもステキでした〜

 

 

ということで、

 

年をとると、

 

映画の見方がキビしくなるていうのは、

 

ま、許してね。。。(;´▽`A``

 

 

 

ついでに、ですが、

 

「ロシュフォールの恋人たち」は、

リアルタイムで観た大好きな作品で、

あの中のミュージカルナンバーは未だに鮮烈!

 

 

特に、ごひいきジャック・ペランがね、

ほんとに、ファンタジーから抜け出てきたようにキレイだったわ〜

(歌は吹き替えでしたけどね。。。)