「スポットライト 世紀のスクープ」

今年のアカデミー賞作品賞、脚本賞に輝く映画。
これは、
聖職者たちが子供たちに性的虐待を行っていたというスキャンダルを、
2002年1月にボストングローブがスクープしたという実話に基づいていて、
ボストングローブ紙の記者たちがどのようにして、
そのスキャンダルを暴いていったのかを
冷静かつ知的なまなざしとともに、
実にスリリングに
描いていて、
本当に面白い。
ラストでは、
彼らが成し遂げたことに深く感動して、
涙が止まらなくなります。。。。
アメリカという国は、
トランプみたいな人が出てくるかと思うと、
こういう「良心」が息づいた映画も堂々と作れるという、
実に懐の深さを感じる国である。
ボストングローブの
特集記事欄「SPOTLIGHT」担当の記者たち。
それぞれに個性を発揮するスタッフに扮した役者たちがイイ。
マイケル・キートン。
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昨年、「バードマン」でオスカーにノミネートされるも叶わず。
この映画の彼も文句なしにいいんだけど、
この作品は、まさにアンサンブルキャスト!
誰が飛び抜けているというよりは、
全員が歩調を合わせて協力しあって、という体制なので、
みんなが平等に持ち味を発揮してる、という、それが素晴らしい。
で、余談ながら彼は、
次なる最新作でオスカーをとるのではないかと私はにらんでまする。。。
(↓これが最新作!)

(あの、創業者のハナシ)
マーク・ラファロ。

マーク、どんどんイイ役者になってくね。
私が彼を知ったのは、
「ユーキャンカウントオンミー」
という、ローラ・リニーがオスカー候補になった未公開映画だけど、
最初の頃は、
ハンサムでもないし、
なんか、
「決まらない男だな」(><;)
と思っていたのに、
「ゾディアック」あたりから、グイグイ来始めて、
「シャッターアイランド」
「キッズ・オールライト」
「グランド・イリュージョン」
「はじまりのうた」
「フォックスキャッチャー」
(「アベンジャーズ」系は敢えて見てません)
等々、もう勢いが止まらない。
アンサンブルキャストと言ったけど、
その中では、やはり彼の存在感が目立つ。
冷静な記者の目を失わないマイケルに対して、
マークは熱血記者魂のかたまり、といった役どころ。
「記事にしたら誰が責任をとる?」と問われて、
「記事にしない責任は誰がとる?」と応える場面は特に感動的だ。
アカデミー賞助演男優賞候補にもなったが、
厳密には「助演」っておかしいよね。
レイチェル・マクアダムスも助演女優賞候補になった。

私は、
「消されたヘッドライン」のレイチェルがほんとに好きで、
密かに
彼女はジャーナリスト役が天職じゃないかと思っているぐらい。
「きみに読む物語」なんかより、
断然、ステキで生き生きとしている。
だから、当然、この映画の彼女も、
水を得た魚のごとく!
リーヴ・シュライバー

この映画は、
彼がフロリダから転属されてボストンに来るなり、
神父たちの問題行動に着目するというところから、
大きく物語りが動き始める。
なぜ、彼がすぐにそういう行動に出たのか、
このマーティ・バロンという男の個人史に踏み込んだ描写がないので、
そこだけ、
ちょっと説得力に欠ける、というか、
そこだけがちょっと引っかかったんだけどね。。。
でも、
ワタクシ、「スクリーム」の頃から彼のこと好きで、
いつも堂々たるカリスマを醸し出している。
以前、テレビムービーだかで、
オーソン・ウエルズを演じていたかと思うけど、
そういうの、すご~くハマるのだ!
スタンリー・トゥッチ

この人は、いつ見てもすごい。
私が彼を知ったのは、
「ペリカン文書」の悪役からだが、
それ以降、
「シェフとギャルソン リストランテの夜」
をはじめ、
かなりの数、見てきてるけど、
中でも
「プラダを着た悪魔」
「ジュリー&ジュリア」
がよかったな。
というわけで、
役者たちの魅力を堪能するのも、この作品の楽しみ方の1つ!
ついでに、
電話で貴重な意見を語る元神父で現在は心理療法士というサイプだが、
いつ登場するのかとずっと気になっていたにもかかわらず、
最後まで姿を見せない。
気になったのは、その「声」が、声だけで存在感バッチリだったから!
エンドクレジットにも登場しない、この声、
気になってリサーチしたら、
わかりました。
リチャード・ジェンキンスだったのです!

この映画の監督トム・マッカーシーは「扉をたたく人」も監督しているが、
これに主演していたのがジェンキンスだった、という繋がりなのね。
ちなみにーー
この聖職者たちによる性的虐待行動は、
今に至るも、
やはり続行していて、
なかなか、根の深い問題のようです。。。。。

10連休も、そろそろ終わりが見えてきましたね。
レオの映画も見てきたので、
また、その記事は後日ね。(;´▽`A``
(しんどかった、です。。。)