マネーボール
久しぶりの、映画記事です。
もう、ここまで映画のこと書いてないと、まさに看板に偽りあり、ですよね。
ずっと見たかった「マネーボール」をついにDVDにて鑑賞。

監督が「カポーティ」のベネット・ミラー。
主演(製作にも参加!)ブラッド・ピット、脇で(「カポーティ」でオスカーを獲った、ミラー監督の盟友でもある)フィリップ・シーモア・ホフマンとなれば、
なんで、映画館で見なかったの?と自分でも不思議なのだが、
とにかく時間がなかった、見るタイミングを失ったままだったわけで。。。
しかし、DVDでもその良さは十分に伝わってきた。
ところで、ワタクシ、スポーツの中で唯一わかるルールというのが野球です。
幼き日、青山は高樹町時代、男の子たちとの遊びといえば、
細長い路地裏で、電信柱を一塁、三塁に見立てた(二塁は道の真ん中)ソフトボールがいちばん楽しくて、当時、ルールや専門用語をすべて覚えました。
それに、母がジャイアンツの大ファンで、野球中継がある日は必ずテレビ観戦、それでは飽き足らず、時々家族で後楽園まで出かけてナイター観戦も楽しんでいた。
私が好きだったのは、エンディ宮本。いつもチューインガムを噛みながら、笑顔でバッターボックスに立つ感じがよくてね。
(って、すご~い、時代古いっ!ここ、わかる人、相当,年いってますよ!(^_^;)
彼にはもちろん、王、長島、堀本(←知ってる?)などに、ファンレターもせっせと書いたもんよ。
かなりミーハーだった子供時代が窺えますね。。。(^▽^;)
大人になってからは特にごひいきチームもなく、まず絶対といっていいほどもう見ることはないが、
幼い日に覚えたことは絶対に忘れないのね。
で、前置きが長くなりましたが、
そういうわけで、この映画に出てくる野球に関しては、話していることも、試合の内容も全部理解できるので、より楽しい、という思いがまずあった。
(例えば、「タイタンズを忘れない」なんて、アメフトが全くわかってないので、映画の楽しさも半分ぐらい損していると思う)
で、上にも書いたように、長じてからは野球への興味が全く薄れて、当然、アスレティックスがこういう歴史を生きてきたということも、ビリー・ビーン(ジーンにあらずね)の存在も知らなかったので、実に新鮮な驚きとともにストーリー展開を見ることができた。
で、「カポーティ」もそうだったけど、ミラー監督の凄さは、常に知性に裏打ちされた洞察力で対象をみつめていること。
だから、全体にとてもインテリジェントな雰囲気が漂っていて、実に良質な空気感が独特の作風となっている。
普通、凡庸な監督だったら、ビリーの人生のどこに焦点を当てるかというところで、
アスレティックスを優勝に導いた年にクライマックスを持ってくるかもしれない、いかにもアメリカンドリーム的な発想よね。
でも、ミラーはそれをせずに、20勝したその瞬間を最大のクレッシェンドに仕立て上げてきた。
それも、大仰な演出を決してしない、そこに至るまでの展開もさりげなく、抑え目で、でも、
最後の瞬間、20勝!
というこの落差がね、も~う、溜まらない効果を盛り上げるの。
その映画的センスって、誰にでも到達できるレベルじゃない。やはり、並外れた才能だと思う。
ブラピも、いい役者になったなあと感動しきり。
ビリーの生きざまも、彼が演じることで、リアルに伝わってきたわ。
野球選手として期待されながら、プレイヤーとしては結局、結果を出せなかった、その忸怩たる思いをGMになってからの自分に賭けたビリー。
貧乏球団を一級のチームへと生まれ変わらせていくまでの自分との闘い、回りとの闘い。
そういう役柄を演じるブラピの演技もまた、ミラー監督の目線と同じく、品格とスケールがあって、
役者として、さらにレベルアップした感じでしたね。
今年、忘れられない映画になりました。
もう、ここまで映画のこと書いてないと、まさに看板に偽りあり、ですよね。
ずっと見たかった「マネーボール」をついにDVDにて鑑賞。

監督が「カポーティ」のベネット・ミラー。
主演(製作にも参加!)ブラッド・ピット、脇で(「カポーティ」でオスカーを獲った、ミラー監督の盟友でもある)フィリップ・シーモア・ホフマンとなれば、
なんで、映画館で見なかったの?と自分でも不思議なのだが、
とにかく時間がなかった、見るタイミングを失ったままだったわけで。。。
しかし、DVDでもその良さは十分に伝わってきた。
ところで、ワタクシ、スポーツの中で唯一わかるルールというのが野球です。
幼き日、青山は高樹町時代、男の子たちとの遊びといえば、
細長い路地裏で、電信柱を一塁、三塁に見立てた(二塁は道の真ん中)ソフトボールがいちばん楽しくて、当時、ルールや専門用語をすべて覚えました。
それに、母がジャイアンツの大ファンで、野球中継がある日は必ずテレビ観戦、それでは飽き足らず、時々家族で後楽園まで出かけてナイター観戦も楽しんでいた。
私が好きだったのは、エンディ宮本。いつもチューインガムを噛みながら、笑顔でバッターボックスに立つ感じがよくてね。
(って、すご~い、時代古いっ!ここ、わかる人、相当,年いってますよ!(^_^;)
彼にはもちろん、王、長島、堀本(←知ってる?)などに、ファンレターもせっせと書いたもんよ。
かなりミーハーだった子供時代が窺えますね。。。(^▽^;)
大人になってからは特にごひいきチームもなく、まず絶対といっていいほどもう見ることはないが、
幼い日に覚えたことは絶対に忘れないのね。
で、前置きが長くなりましたが、
そういうわけで、この映画に出てくる野球に関しては、話していることも、試合の内容も全部理解できるので、より楽しい、という思いがまずあった。
(例えば、「タイタンズを忘れない」なんて、アメフトが全くわかってないので、映画の楽しさも半分ぐらい損していると思う)
で、上にも書いたように、長じてからは野球への興味が全く薄れて、当然、アスレティックスがこういう歴史を生きてきたということも、ビリー・ビーン(ジーンにあらずね)の存在も知らなかったので、実に新鮮な驚きとともにストーリー展開を見ることができた。
で、「カポーティ」もそうだったけど、ミラー監督の凄さは、常に知性に裏打ちされた洞察力で対象をみつめていること。
だから、全体にとてもインテリジェントな雰囲気が漂っていて、実に良質な空気感が独特の作風となっている。
普通、凡庸な監督だったら、ビリーの人生のどこに焦点を当てるかというところで、
アスレティックスを優勝に導いた年にクライマックスを持ってくるかもしれない、いかにもアメリカンドリーム的な発想よね。
でも、ミラーはそれをせずに、20勝したその瞬間を最大のクレッシェンドに仕立て上げてきた。
それも、大仰な演出を決してしない、そこに至るまでの展開もさりげなく、抑え目で、でも、
最後の瞬間、20勝!
というこの落差がね、も~う、溜まらない効果を盛り上げるの。
その映画的センスって、誰にでも到達できるレベルじゃない。やはり、並外れた才能だと思う。
ブラピも、いい役者になったなあと感動しきり。
ビリーの生きざまも、彼が演じることで、リアルに伝わってきたわ。
野球選手として期待されながら、プレイヤーとしては結局、結果を出せなかった、その忸怩たる思いをGMになってからの自分に賭けたビリー。
貧乏球団を一級のチームへと生まれ変わらせていくまでの自分との闘い、回りとの闘い。
そういう役柄を演じるブラピの演技もまた、ミラー監督の目線と同じく、品格とスケールがあって、
役者として、さらにレベルアップした感じでしたね。
今年、忘れられない映画になりました。