想い出のTV「サンセット77」 | 映画とネコと、私の好きなもの。

想い出のTV「サンセット77」

「サーフサイド6」に続いて、「サンセット77」です。

これは、ハリウッドのサンセットストリップにある私立探偵事務所を舞台にした、サスペンスミステリー。




「サーフサイド」はマイアミ、「サンセット」はハリウッドと、舞台は違うけど、内容は同じようなもんで、こっちは、西海岸の華やかでセレブな雰囲気を味わえる。

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主演は3人。

まず、エフレム・ジンバリストJr.(スチュワート・ベイリー役)

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ハンサムで、エレガントでインテリで、とにかくソフィスティケートされた雰囲気が何とも素敵だった。
彼の父エフレム・ジンバリスト・シニアはバイオリニストだったのね。
彼はこの後、同じTVシリーズ「FBI」に主演。
また、オードリー・ヘップバーンが目の不自由な主婦を演じた「暗くなるまで待って」で彼女の夫役も演じています。
今も健在で、1918年生まれだから、何と93歳!すごい!

(↓こんなになってしまいましたけど、でも、ステキです。。。、)
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ロジャー・スミス(ジェフ・スペンサー役)
彼も、カッコよかったわ。
ジンバリストとは違い、ちょっとヤクザっぽいところもあって、それがまた独特の味わい。
彼は、その後、あのアン・マーグレットと結婚してから、筋無力症のような病気を発症。
俳優を引退して、奥方のマネージメントをするようになったらしい。

この2人、結婚生活44年ですが、いまなお円満そうで、嬉しい!

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ダウン

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そして、クーキーことエドワード・バーンズね。
駐車場係りで、いつも櫛で髪の毛を整えるのがトレードマークだった彼。

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捜査に協力するうちに探偵事務所のスタッフへと格上げになるのが、たしか後のシーズンで放送された。
一時はすごい人気だったけど、それも長く続かず、ぽっと出スターの常で、ドラッグとアルコール漬けとなって、キャリアも低迷してしまったよう。
結局は、このクーキー役のイメージがあまりに強すぎ、その亡霊に憑きまとわれて、大きな成功を逃したといえるのですね。


この作品は大人の魅力にあふれたミステリー。
考えてみれば、ガキなんて全然出てこなかった。
み~んな、洗練されていて、魅力的で、大人の年齢になった役者ばかりだったわね。

見ている間中、アメリカンな夢に浸っていられて、幸せだった。
後年、大人になって、本物のハリウッドにも旅行できるようになったけど、子供の頃にこのテレビを見ていたときは、そんなこと夢のまた夢だったのです。。。。