海老蔵のことで。。。。
歌舞伎ファンの私にとって、今回の海老蔵事件は、ショックでもあるが、彼の性格や人柄を考えたら、いつかは起こりうることだったのかも、という認識である。
いつだったか、「寺子屋(菅原伝授手習鑑の四段目)」を、海老蔵の武部源蔵、中村勘太郎の戸浪で見たことがある。
それまで、どんなすごい役者が演っても心に響いてこなかったのに、彼らの演技は、いきなりストレートに琴線に触れてきた。涙なくしては見れなかった。現に、海老蔵自身も目頭を熱くして演じていた。
やはりただ者ではない役者なのだ、とそのときほど感じたことはなかった。
思えば、長らく高名な歌舞伎役者と仕事してきた私の父方・母方の2人の祖父(田中伝左衛門、田中佐十郎)であるが、海老蔵の祖父に当たる団十郎丈とも何度もご一緒させていただいていたはず。
そして、私の母は、先々代の団十郎aka「海老さま」の大ファンであった。

我が家に伝わる、歌舞伎と邦楽への想い、その血は、私の娘世代にも確実に繋がっていて、長女も次女も歌舞伎大好き、長唄大好き。そして、海老蔵や勘太郎、七之助らの大ファン。いつも感じるのは、彼らが常に本気で演技に取り組んでいるということ。
彼らの素晴らしい才能に触れて、歌舞伎の未来は明るいと信じている。
確かに、彼の破天荒すぎる性格がなせる事件ということで、バッシングも仕方ないかもしれないけど、いい意味での常識の枠を超えた人柄が、この事件を契機にしぼんでしまわないよう、祈るばかり。
昔、歌舞伎役者でも噺家でも邦楽師でも、芸事をする人たちは、そりゃあ、遊んだものです。
実際、私の2人の祖父も放蕩してました。
でも、芸はそれで大きくなるの。すべてを忍んで家を守る妻は辛い立場ではあるけど、「芸」を持っている男たちをそうやって支えてきた。
海老蔵は、無尽蔵の芸の力を持つ天才です。天才と狂気は紙一重って言うでしょ、やはり、バランスがとれないんでしょうね、当人も苦しいのではないだろうか。
そして、もうひとつ、海老蔵で思い出すのは、宮尾登美子の名作「きのね」。

これは海老蔵の父、当代団十郎の両親の物語。
つまり、かつての「海老さま」(先代団十郎)を愛して、今の団十郎を生んだ女性の信じがたいほどの忍ぶ愛のドラマなのだ。
ここに出てくる海老さまの破天荒ぶりなんて、本当にすごいのです。
この血を引いてる今の海老蔵だもの、しかも彼は「じいチャン」に憧れているんだから、同じようなカルマを背負って生きているんだろうと想像がつくではないか。
いつだったか、「寺子屋(菅原伝授手習鑑の四段目)」を、海老蔵の武部源蔵、中村勘太郎の戸浪で見たことがある。
それまで、どんなすごい役者が演っても心に響いてこなかったのに、彼らの演技は、いきなりストレートに琴線に触れてきた。涙なくしては見れなかった。現に、海老蔵自身も目頭を熱くして演じていた。
やはりただ者ではない役者なのだ、とそのときほど感じたことはなかった。
思えば、長らく高名な歌舞伎役者と仕事してきた私の父方・母方の2人の祖父(田中伝左衛門、田中佐十郎)であるが、海老蔵の祖父に当たる団十郎丈とも何度もご一緒させていただいていたはず。
そして、私の母は、先々代の団十郎aka「海老さま」の大ファンであった。

我が家に伝わる、歌舞伎と邦楽への想い、その血は、私の娘世代にも確実に繋がっていて、長女も次女も歌舞伎大好き、長唄大好き。そして、海老蔵や勘太郎、七之助らの大ファン。いつも感じるのは、彼らが常に本気で演技に取り組んでいるということ。
彼らの素晴らしい才能に触れて、歌舞伎の未来は明るいと信じている。
確かに、彼の破天荒すぎる性格がなせる事件ということで、バッシングも仕方ないかもしれないけど、いい意味での常識の枠を超えた人柄が、この事件を契機にしぼんでしまわないよう、祈るばかり。
昔、歌舞伎役者でも噺家でも邦楽師でも、芸事をする人たちは、そりゃあ、遊んだものです。
実際、私の2人の祖父も放蕩してました。
でも、芸はそれで大きくなるの。すべてを忍んで家を守る妻は辛い立場ではあるけど、「芸」を持っている男たちをそうやって支えてきた。
海老蔵は、無尽蔵の芸の力を持つ天才です。天才と狂気は紙一重って言うでしょ、やはり、バランスがとれないんでしょうね、当人も苦しいのではないだろうか。
そして、もうひとつ、海老蔵で思い出すのは、宮尾登美子の名作「きのね」。

これは海老蔵の父、当代団十郎の両親の物語。
つまり、かつての「海老さま」(先代団十郎)を愛して、今の団十郎を生んだ女性の信じがたいほどの忍ぶ愛のドラマなのだ。
ここに出てくる海老さまの破天荒ぶりなんて、本当にすごいのです。
この血を引いてる今の海老蔵だもの、しかも彼は「じいチャン」に憧れているんだから、同じようなカルマを背負って生きているんだろうと想像がつくではないか。