Dunollyの星空に、息子と夫が見たものは?
前回のDunollyのエピソードのおまけのお話。
(大分日が空いてしまったが。。)
たった一泊だけのDunolly滞在だったが
生前、義母が夫にこの町の魅力を
語っていたらしい。
スーパーマーケットも3時半過ぎには閉まり
レストランも1つしかない この町のどこに
義母が魅力を感じたのかは謎だったが
この町の一つ一つの建物を見て
貴重な町の文化財を今も大事にしていること、
月一の小さなマーケットも楽しかったことで
義母が何故魅力を感じたのか
理解出来た気がした。
ただ、私がこの町に住むとなると
色々不便を感じるのは明白であった。
ガソリンスタンドは無いし、
食材も和食を作るための材料など
売っていないし
外食も簡単に行けるレストランも無いし
ネット環境はあるので
かなり便利になってはいるが
ネットショッピングをしたとしても
届くのに日数はかかるだろう。
また、ネットショッピングした
商品の配達が可能なのかさえ
分からないくらいの寂れた町である。
そして、親しい友人が近くにいない。
なので、こうしてたまに観光がてら
訪れるほうが私には丁度良いのかもしれない。
この町に到着した日の夜
食事をしてモーテルへ戻って来て 車から降りて
夜空を見上げると、無数の星が大きく輝いていた。
思わず、「おぉ~!」と唸ってしまった私たち。
プラネタリウムの中にいるような感覚である。
しばらく星空を眺めた後
寒くなって来たので、
私だけ部屋へと戻ることにした。
夫もアンジも、夜空を見上げるのが大好きなので
戻って来たのは、それから20分ほど後。
「随分長いこと外にいたねぇ。寒かったでしょう?」と聞くと
二人とも何だか様子がおかしい。
夫が「二人で星空を見てた時に、星にまぎれた光が
現れたり、消えたりしてU字で移動して消えたんだよ。
多分UFOだったんじゃないかと思う。」と言う。
「人工衛星や飛行機はあんな動き方なんてしないよな?」って
二人で同じ物を目撃して確認し合ったという。
周りに明かりが無いような場所だっただけに
星空がこぼれんばかりに輝いていたところに
謎の物体のライトが付いたり消えたりして
変な動きをしていたというのを聞いて
私もこの場所なら、ありえそうだなぁと思った。
あんなに未確認飛行物体を
目撃したがっていた夫だったのに、
実際本当に目撃して、少し驚きと不安が
こみ上げたらしい。
そして翌朝、チェックアウトで鍵を返却する際に、
夫がオーナーに前夜の出来事について話してみた。
するとオーナーさん、「だから私はここに移住してきたのよ~
」と
嬉しそうに言ってきた。
どうやら、この地は過去に未確認飛行物体が
目撃されたようである。
個人的に興味があったので、ネットで検索してみると
唯一、一件だけヒットした。
内容は、さかのぼること1966年。
他の町からDunollyへ車を運転していた農夫が
突然目の前に現れた強烈な光を放つ物体が
彼の目を閉じさせた後で、車から降りてみると
ヘッドライトが曲がっていたそうな。
具体的にどのようにして曲がっていたのかは不明だが
その後、そのストーリーは特に世間を賑わすことなく
これ以上追求されることもなかった。
が、最近になって、
政府がこの土地に興味を持ち出したらしく
それが開発の為なのかは不明だそう。
が、このドキュメントの作成者は
この土地にエイリアンとの関係があり
彼らの力がかけられているのでは?と
書いて締めくくっていた。
ネットで検索しても
Dunollyのオカルトに関する記事が
出てきたのは
この一件のみだった。
オカルト大好きな宿のオーナーは
きっとこの記事についても知っているだろう。
例の目撃された地は
グーグルマップで確認したら
文書に書かれてたように
ただただ広大な牧草地がある
住宅も何もない場所だった。
それなのにいったい何故急に
今政府が興味を持ち出したのか
気になるところであるが
今後はこれ以上介入する事は止めておこう。
では、また後ほど~![]()
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