1000 Steps (Ferntree Gully)
相変わらず寒い冬なメルボルン。
一昨日、息子のアンジと二人で
暖かくなろう~!という目的で
Ferntree Gullyにある1000 Stepsへ
行ってきた。
1000 Stepsは
Dandenong Ranges National Park内にあり
週末やスクールホリデー中は
沢山の人達で賑わう。
注意
夜は9時くらいまで滞在可能だそうですが
冬は暗くなるのが早く
物凄く寒くなる上に
スタート地点の後は
電灯も無いので
5時くらいまでには下りてくることを
おすすめします。
1900年初頭に作られた
このウォーキングトラックは
元々シダの木に沿って
木製の杭を打ち込んで作られ
1950年以降にコンクリート製の階段に
置き換えられたそうである。
(年期が入っているせいか
見た目は石で出来ているのかと思うが。)
また友人情報によれば
当時は軍事訓練用として
使用されていたとのことだが
冬場のぬかるんだ
急勾配の激しいトラックは
訓練に適している場所だと思う。
現在は、主に観光地として
また地元民のエクササイズの場として
親しまれている場所である。
ちなみに、1000ステップといっても
実際は770ステップほどらしい。
ネイルさんという方のブログに
この1000ステップについて
更なる詳細が書いてあるので
メルボルンへ旅行予定で
この1000ステップに興味がある方は
是非読んでいただきたい。
ネイルさんのリンクはこちら!
参考資料(Bush walking Blog by Neil Faheyさん )
さて、自宅から30分弱のところにある
この1000 Steps。
駐車場は完備されているが
すぐに満車になってしまうので
前回行った時は、駐車スペースを
見付けられず諦めた。
今回は、午後3時過ぎ頃に行ったので
ちらほら駐車スペースが空いていたので
すぐに停めることができた。
ちなみにシティーから来るのなら
電車でUpper Ferntree Gully駅
(Belgrave行き)で下車して
Burwood Hwy側に出て左へまっすぐ歩けば
5分から10分程で
1000 Stepsへの看板が見えて来る。
さぁ、9歳のアンジが果たして
弱音を吐かずに
上まで登ることが出来るのか?
と心配になったのだが
本人は「さ、行こ!」と
足早に入り口へと向かう。
母ちゃんは、おにぎりとカップケーキと
2人分の飲み物が入ったボトルを
リュックに入れて担いでいるので
ゆっくりと歩を進める。
駐車場から入り口までの距離が
結構あって、
ようやく分岐点から
1000 Stepsがスタート地点だということに
気付いた母ちゃん。。。
Kokoda Track (1000 Steps) Memorial Walkの
案内表示を見ると
頂上まで1.4キロメートルで
かかる時間は50分。
その下には、とても急坂で、狭くて、滑りやすいと
記されていた。
セブンイレブンで買った
1ドルコーヒーを片手に
アンジと一緒にスタート。
リュックには、水と麦茶もあるし
とりあえず、休憩しながら登れば
バッチリであろう。
最初は、道もこんなに広かった!
まだ階段もないから
この坂はそこまで疲れは出ず。
少し行くと、徐々に道幅が狭くなってきて
途中からはトップまで、こんな感じで
もっと急な階段が続いていた。
私達親子の他にも
沢山の人たちが
一生懸命登って来ていたのだが
さすがに階段だけが続くと
皆、静かに黙々と
登り続けていた。
階段ばかり続くから
途中は何度も休憩して
手すり越しに見える景色を
楽しみながら
残りの距離を頑張ろうと
カツを入れて
ゆっくりと登る。
驚いたのが
70歳はゆうに超えていると思われる
高齢の女性が
身軽に我々の横を追い越して行き
暫くすると再び下りてきた。
すごい体力である!!
恐らく地元の方で
毎日のようにエクササイズに
来ているのだろうか。
そして、私も頑張ろうと
再び歩き始める。
しばらくして、東洋系のこれまた
初老の女性が下りて来て
私のすぐ後ろにいた身内と思われる
ぐったりしていたカップルに
「もうすぐそこよ~!あとちょっとよ~!」
と元気付けている。
それを聞いた私とアンジは
「よっしゃ~!トップまであと少しだ!
頑張ろう~!」と
ラストスパートでほぼ走り上った!
そして、無事にトップへ到着。
一応ゴールには着いたが
上では女の子がベンチで倒れこんでいたり
グループで来たボーイズ達も
ベンチでゼーゼー呼吸を整えていたり
皆さんとにかく相当キツかったようである。
勿論私も足がガクガク状態で
日頃の運動不足がたたって
くったくた。
まるで昔の銭湯の風呂上りに飲む
コーヒー牛乳のように
腰に手をあてて
手に持っていたコーヒーを
飲み干した。
うまい!
ふと見ると、案内板を見入っているアンジ。
「今、ここから来たから、今度はこっちから
下に降りよう。さ、ママ行こうか~!」
「おいおい~!
今到着したばかりだぞ~!
少し休ませてくれよ~!
いつのまにそんなに体力付いたんだ?」
週に2回の空手レッスンと
週に1回のスイミングレッスンで
いつの間にか体力が付いていたアンジは
あっという間に下りはじめ
さよ~なら~!
母ちゃんは、下り坂では慎重に滑らないように
ゆっくりとだが、アンジを見失わないように
必死で追いかけていた。
恐るべし9歳児。
下っている途中で見つけた
古い木の空洞。
小柄な人が一人は入れるくらいの大きさ。
行きでは気付かなかったが
下りた後で遊具施設の近くに
橋があることに気付いた。
渡ってその先を見ることはしなかったが
多分別のトラックが続いてるのかしら?
入り口近くに戻って
脇に併設されていた遊具施設で
更に元気に遊ぶアンジを見ながら
おにぎりをパクついていた母ちゃん。
運動の後のおにぎりと麦茶は最高である。
私もアンジも心地よい疲れと共に
帰りは山の中を通り抜けて帰宅した。
スクールホリデーはまだまだ
始まったばかりである。
では、また後ほど~!