それぞれの世界には、音色のようなものがあって
人と出会うことは、その音色の重なりに
耳をすますことのように思う。
うまく響き合えば、世界がまたひとつ広がる。
うまく響かなければ、それもまたひとつの世界。
一定した深い音色を感じさせる人がいる。
逆に音色の移ろいを感じさせる人もいる。
響き合えることにも、響き合えないことにも
ちゃんと意味があって、それは時に
自分の世界の確認になったり、はたまた
違う世界へ導いてくれたりもする。
たくさんの世界と響き合って、
1人オーケストラみたいな人になりたい。
と思ってしまう私はやっぱり欲張りな人間だな。
でも、ごく稀にそういう人って実際にいる。
うん、いるいる。いるよ。ものすごく稀に。
夜のお城で遭遇した初めての音色に
そんなことをぼんやり思ったのでした。
おやすみなさい。
