記憶の先。 | erica room*

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――― Life is Beautiful !! ―――

記憶の先を、想像で繋ぐ。

真実は、あまりにも曖昧で
なんとなく雰囲気のようなもので
形作られたりする。

近づいても、遠のいても
時の砂時計は音も立てずに
落ち続けるから
まるで、時の迷路に
迷い込んだように、一瞬、
自分の居場所がわからなくなる
ことがある。

それも白昼夢なら、まだマシで
深い夜ならば、途方もない。

それでも、穴に落っこちないように
なかば絞り出すように
記憶の先を、想像で繋ぐ時。

いつも最後に辿り着く場所がある。
きっと私はそこからやってきたのだな
と思う。

それは言葉にするなら、
とても柔らかくて、あたたかい場所。

記憶の先を、想像で繋ぐ時。
人はいつも、思い出せないくらいの
深い深い記憶へと還って行く。
やってきた場所へと還って行く。