テーさんのスミレカフェー -28ページ目

テーさんのスミレカフェー

面白いことが大好きで悪いことは許せない
さういふひとに私はなりたひ

京都駅前アヴァンティで行われた、木下黄太氏の講演会に行ってきました。


今回のメインは平智之・元民主党議員との対談。

普段の木下氏の講演会とは違い、今回は政治的な話が白熱しました。


平議員のプロフィールはこちら。

平智之 活動ブログ

http://www.t-taira.net/blog/


悪名高い木下氏ですが、常に物事の本質を語ろうとする人です。

宮台真司氏の言う「言いにくい事」から絶対に逃げない。

それ以外の話は全て時間のムダ、と言わんばかりの勢い。

実際そうだと思いますけど、だからこそ現在貴重な人物なのだと思います。


で、今回も濃い内容だったんですが。

その中から特に印象的だった部分だけメモしときます。


●官邸前デモの問題点(木下氏)

「命の危険」を主催者が認識していない。ごまかしている。

子供連れでの参加を推奨するのもその表れ。

参加人数の水増し・・・よくある事だが今回は「相場」を越えている。


●官邸前デモとガレキ反対運動の対比(木下氏)

デモは今、残念ながら実が何も取れていない危険な状態。

一方各地のガレキ反対運動は人数的には少ないが成果を上げる事が出来ている。

もちろんガレキは再稼動に比べ止めやすい事は確か。しかし重要なのは「声を上げる人」と「サイレントマジョリティ」の構図を、ガレキ問題ではより明確に出来た事。

つまり、沈黙する99%の賛成派ではなく声を上げた1%の反対派の意見が通った事で、絶対数でなく「意思表示するかしないか」で勝負が決まる事を示した。

(「意思表示」とはネット上以外で、という意味)


●規制委員会人事について(平議員)

平氏は当初の「規制庁」案に関わり、名称を「安全庁」から変更させた経緯あり。

規制委員会は人事でなく、委員会自体を潰さなければいけない。


●離党について(平議員)

与党は官僚主導のまま変わらない事が判ったので、1%の可能性を賭けて離党した。

(「なぜ与党が変わらないと思ったのか?」という木下氏の質問に答えて)政権交代後、民主党は自民党ですら言わなかった原発比率50%を打ち出した。当然反対したが、不規則発言扱いとなり議事録にも載らない状態だった。



平議員と木下氏の対談は、原発を巡る問題が社会のみならず、多くの日本人の「生き直し」の問題

でもある事にも言及。

また、木下氏からは今現れつつある健康被害についての情報も。

氏のブログにも書かれてますが、白血球異常・子供ののう胞・大人の甲状腺ガン・間質性肺炎等が

目立つとの事。


他にも貴重な話ばかりでしたが、今回も得る物の多い講演会でした。

来られてた皆さんも感じてたと思いますが、後は自分自身の問題ですね。


シリアだけでなく、日本もまた戦場。



プルトニウム:福島10地点、新たに検出 (毎日)

http://mainichi.jp/select/news/20120822k0000m040091000c.html


原発周辺4市町村、10地点でプルトニウム確認 (読売)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120821-OYT1T01170.htm?from=main5


文科省による、福島県のプルトニウム第二次調査結果が出ました。


とは言え、上の記事では数値も場所も詳しく書いてないので「検出された」事しか分かりません。

やっぱり直接資料を見た方が早そうです。


文部科学省による、プルトニウム238、239+240、241 の
核種分析の結果(第2 次調査)について (文科省)

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/7000/6030/24/5600_0821.pdf


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読売の記事で最高値とされるプルトニウム238の11ベクレルは、浪江町の値でした(赤枠部分)。

また、238に対する239+240の値が他より相対的に高い地域が在るようです(青枠部分)。


これについてはPDFの中で説明があり、事故前の238と239+240の沈着比率は全国平均で0.031程度。

しかし第一次調査では0.33~2.2程度と大きく、今回においても同様。

その為、原発事故に由来する沈着と判断されるとの事。


今回特に気になるのは、

第一次調査では対象にならなかったプルトニウム241の調査も行われている点。



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プルトニウム241は3地点で検出(赤枠部分)。


浪江町・・・130ベクレル/㎡、150ベクレル/㎡

双葉町・・・44ベクレル/㎡


ぱっと見て判る通り、241は値が高い。

また、検出下限値がやたら高い事も目に付きます。

これについてもPDFで説明されてますが、サンプルの量が少なかった事が高い検出下限値の

原因になったとの事。

その辺の技術的な事情はよく判りませんが、例えば大熊町では検出下限値が最も大きい170ベクレル。

この時点で既に、検出された3地点の値を上回っています。

なので不検出と言っても実際は、3地点と同じレベルの分布が他にも広がっていると推測されます。


で、このプルトニウム241という核種についてですが。

14.4年の半減期でβ崩壊し、アメリシウム241が生じるとの事。


原子力資料情報室 - アメリシウム241

http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/24.html


アメリシウム241の半減期は433年

上のページで性質の説明を見ると、やはり相当危険な核種であるようです(α線による内部被曝)。

使用済み核燃料の1トン中に5グラム含まれ、時間の経過と共に量が増えるとの事。

10年後に40グラム・100年後に93グラム。放射能量で0.65兆ベクレル→12兆ベクレルまで増える。


まあ241単体で増える訳では無いでしょうが。放射性物質って本当に始末に負えないです。


また、次のブログでもアメリシウム241を解説しておられます。


アメリシウム241とはなにか、どこからきたのか (院長の独り言 様)

http://onodekita.sblo.jp/article/48008908.html


以下、院長先生のブログから大事な部分を抽出。


●プルトニウムの1.3倍の毒性を持つ

●プルサーマルにより発生確率が高くなり、福島3号機との関連が疑われる

●アーニー・ガンダーセン氏によると、東京の車のエアフィルターから検出したとの事

●「八王子で検出」は誤報だったが、検出下限値が不自然に高い



以上、とりあえずのまとめでした。



参考に第一次調査のPDFを載せておきます。

文部科学省による、プルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について (文科省)

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2011/siryo39/siryo1-3.pdf

















原発・核関連施設の立地自治体に対して、電力会社・関連団体からの多額の寄付が

原発事故の後でも依然として続いている様子。


福島事故後も原発地元に寄付 電力側、6自治体31億円 (朝日)
http://www.asahi.com/special/energy/OSK201208190250.html

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記事によると、今回判明した寄付金の総額は31億8千万円。

朝日新聞が39の立地自治体に対し情報公開請求や取材をした結果、6自治体への寄付が

明らかになったとの事。


●東日本大震災での支援目的の寄付は含まず。

●6自治体のうち5自治体は、福島事故前の合意に基づき支払われていた

●他にも2012年度以降の寄付金の約束を取り付けている自治体があり、金額は更に膨らむ見通し。

●電力各社はHP上で寄付金総額を公表しているが、個別の相手や金額は示さず。

 今回の31億8千万円のうち、中部電と九電の分以外は公表されていない。


という事らしい。

こんな状態だと、震災の支援目的の寄付金というのも何だか怪しく思えて来ますね。


各立地自治体と電力各社の言い分は以下。(※は個人的な感想)



★六ヶ所村

福島事故後に二回、電気事業連合会に請求。

昨年8月に産業振興名目で5億円。今年2月に温泉施設改修費用として2億5千万円が請求通りに

支払われた。

昨年10月には村長と村議16人が上京し、国へ核燃料サイクル事業推進を求める要望書を手渡した。



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画像は寄付金で建設中の小学校。


古川健治村長:

「うちが抱えているのは特別な施設。もっともらっていい。」

※ストレートな欲求の表現、きっと正直な人なんでしょう。

  これが「後は野となれ山となれ」という事なんですねえ(^o^;)


電事連:

「引き続き核燃料サイクルに協力頂き、地域振興に資するのが目的で、サイクル見直しの議論とは関係ない。」

※電事連の会長は関電の八木社長。核燃料サイクルを一番進めたい人の1人でしたね。


日本原燃:

「相手のある事なので公表を差し控えたい。」

※これで通る、というのも凄い社会です。



★敦賀市

総延長3・8kmのバイパス市道は、敦賀原発を持つ日本原電が全額負担。

12年度の当初予算10億8千万円も寄付を見込んでいる。総事業費は数十億円。

さらに福井県内では、関電大飯原発があるおおい町と高浜町でも今年度から県道整備が始まった。

こちらは総延長15・5km、総事業費422億円。その内303億円が電源三法交付金から、119億円が関電と日本原電の負担を見込んでいる。

今年度の予算30億円の内、15億円を関電と日本原電が負担する事が5月末に正式決定。その半月後、西川知事が大飯原発再稼動に同意している。


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画像は敦賀市で建設中の市道。


日本原電:

「地元企業への協力が地域の発展に資すると判断した。厳しい経営環境ではあるが、今後も応分の負担をする。」

※あくまで「協力」と言い張るのが東大話法。



★佐賀県

県が主導し開業準備を進めているがん治療施設「サガハイマット」に、九電から今年三月、約三億円を寄付。複数年で総額39億7千万円を寄付する事を、2010年に公表している。

同施設は古川知事が知事選のマニフェストに掲げ肝入りで進める計画。しかし民間企業から募る予定だった寄付や出資が集まっていない現状。


九州電力:

「地域と共に歩むために寄付をしている。今後の見通しについては、案件ごとの重要性を踏まえて判断する。」

※「地域と共に歩む」と言い換えるのも東大話法。



★静岡県

中部電より県に対し、昨年9月に4億6千万円を寄付。

さらに、今年7月末に約5億6千万円の寄付を申し入れている。いずれも静岡県の求めに応じたもの。

08年に中部電が浜岡原発1・2号機の廃炉を決め、原子力発電施設立地地域共生交付金」が入らなくなった。

しかし4市がすでに交付金を当て込んだ計画を立てていた為、県は交付金と同額の支援を中部電に要請。09年より支払いが始まっている。


静岡県:

「要請はしていない。『配慮をお願いしたい』と伝えただけ。」

※時代劇か。


中部電力:

「予定していた事業を継続出来るようにと静岡県から要請を受け、当社として地域との共生が必要だと判断した。」

※早くも両者の言い分がくい違ってます。あと「共生」と言い換えるのも(以下略)。




・・・もう、寄付金なんて全部禁止で良いです。


麻薬中毒だって、治療するにはまず薬を絶たないと。

どこの世界に「おいおい麻薬を減らしていきましょう」なんて話がありますか。


麻薬は隠れて吸う物だし。

今回のも情報公開請求しなきゃ出て来なかった訳ですよね。


原発マネーなる麻薬に、電力会社も自治体もドップリ漬かって現実が見えなくなってるようです。

特に核燃料サイクルなんて、寄付金を幾ら積んだ所で別に実現可能性は上がりません。

技術的に破綻してるんだもの。



今回の話には含まれてませんが、東電が同じく事故後2億7千万円を六ヶ所村に支払いながら、

東通原発の建設費として処理していた事も朝日は報じてます。


東電、六ケ所村に2.7億円 経産省「寄付に近い」 (朝日)
http://www.asahi.com/special/energy/OSK201208180276.html


こちらも実質的な寄付。

経産省はこの支出を算定原価に含める事を認めなかった訳ですが、当たり前過ぎ。


むしろ、いかがわしいお金の源泉になってる総括原価自体を止めましょうよ。








落雷:大阪・長居公園で1人死亡 9人重軽傷 (毎日)

http://mainichi.jp/select/news/20120819k0000m040057000c.html

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他紙も見た所、木の下で雨宿りをしていて落雷に遭われたそうです。


最近強烈な雷雨が多いので、落雷対策について検索してみました。


機器販売のあおば屋

http://www.aobaya.jp/chishiki.html


具体的な対策が判りやすいページです。


●雷鳴が聞こえた時には危険域に入っている

●樹木(小枝や葉も含めて)の4m以内に近づかない。木のそばへの避難は、自殺行為。

●雨が降っても、絶対に傘はささない(20cmの高さの差が、生死を分ける場合もある。)。

●金属類は、そのままを身につけておいても雷を引き寄せない。

●低い姿勢を取る時は、寝そべらず、両足の間隔を狭くしてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。

  (足を広げておくと、落雷時に地面を流れる電流が体を流れ、負傷する。)
●落雷のあと、次の雷が落ちてこない安全時間というものは無い。

などなど。


落雷事故対策マニュアル (埼玉県体育協会)

こちらはマニュアル形式なので、プリントアウトしておいても良いかも。

●雷撃は人体の浅い部分を伝わりやすい性質を持つ(沿面電流)。
 したがって、重大な火傷等は起こさない。
●落雷による死亡は、大量の電流が一度に流れることにより、そのショックで呼吸や心臓が停止することが原因と
 なっている。
 したがって、ただちに心肺蘇生法(人工呼吸+心臓マッサージ;胸部圧迫)を施せば助かる確率が高くなる。

よくある雷に打たれて黒コゲ、というのは間違いなんですね。
心肺蘇生法やAEDの扱い方を、一度思い出しといた方が良さそうです。


まあ、ね。
今後はもっと異常気象も強烈になってゆくんでしょうし。
なんで雷の事をと言えば、そういう事です。

僕の悪友ヨメン(仮名・夏なので心霊話が話題の八割)が先日言ってました。

「自然エネルギーって言っても、その前に自然がダメになるんじゃね?」

賢い奴です。
その可能性も十分に有ると思います。


「原発事故でチョウに遺伝的異常」 准教授論文に異論相次ぐ (産経)

http://topics.jp.msn.com/wadai/j-cast/article.aspx?articleid=1295975

(要約)

琉球大学の大瀧丈二准教授(分子生理学)の研究チームが英科学誌サイトに発表した論文に対して、科学者から異論が相次いでいる。

大瀧丈二准教授らの論文は英科学誌「ネイチャー」の出版社が2011年6月にサイト上で始めた「Scientific Reports」に掲載された。

2012年8月9日に載った論文によると、原発事故から2か月経った11年5月に、福島県や茨城県、東京都など10地域で、ヤマトシジミについて突然変異による異常を調べた。成虫144匹を採取したところ、7地域の12%で羽が小さかったり、目が陥没していたりする異常が見られた。子の世代では、18%に異常がみられ、孫世代ではそれが34%にも達した。

さらに、その4か月後の9月に成虫240匹を採取すると、28%で異常が見られた。放射線に晒され続けた影響とみられ、子の世代では、52%にも達した。これは、5月時点より3倍近くにも率が高まっている。

事故の影響がない沖縄のヤマトシジミに放射線を当てる実験を行ったところ、同じような異常が確かめられたため、福島などのチョウに生じた異常は、原発事故の影響だと結論づけている。

この結果に対し大阪大学大学院の近藤滋教授は、ヤマトシジミの生息域が北上しており、それに伴って北限の東北地方では高い頻度で突然変異が見られるため、放射線の影響を測定するにはヤマトシジミはふさわしくない、とする。

またパリ第5大学の堀川大樹研究員も、ヤマトシジミの異常は、より緯度が高い青森などと比較しないと、寒さのためなのか放射線の影響なのか分からないと言う。沖縄のヤマトシジミへの実験も、プラスチック容器の中に閉じ込めたことの影響が分からず、福島などで採取した葉を幼虫に食べさせたときの放射線量は実験よりかなり低くて比較するのは無理があるとしている。


この話、結構前からネット上で論議を呼んでいたようですね。

togetterにもまとめがありました。


ヤマトシジミの異常は原発事故の影響? (togetter)

http://togetter.com/li/353759


いつも思いますが、賢い人達ですね。

別にイヤミじゃないですよ。英語の元論文を読めるとか僕から見たらすごい事です。


僕は当然英語も読めないし生物学も判らないので、判断は付きません。

賢い人が代わって考えてくれるのは有り難い事です。


なのですが、今一つ判らない部分がありまして。


●自然に見られる突然変異は、率としては何%位なのか。

●寒さがきつくなると、チョウの羽が小さくなったり目が陥没したりするのか。

●外部照射ではなく、内部被曝の影響の仕方をどう見ているのか。


特に最後の疑問は大事ですよね。

人間でも未知数なのに、チョウの内部被曝なんて判る訳ないんですから。

論文を書いた学者さんも、批判する学者さんも、その辺どう考えてるんでしょうか。


僕はお手上げなので、この件は自分の中で「判断保留」です。

賢い人よろしくお願いしますよ。