テーさんのスミレカフェー -23ページ目

テーさんのスミレカフェー

面白いことが大好きで悪いことは許せない
さういふひとに私はなりたひ

お昼に北九州市の「災害廃棄物専用ダイヤル」に電話しました。


「電凸」という言葉もありますが、一応普通の電話のつもり。

ごく普通に聞きたいことを聞きました。


一般常識で納得出来ないもんで。


内容は大阪市で揉めてる事とも共通。


●ベクレル検査のサンプルはどれ位か。またその誤差をどう考えるのか?

 石巻市の土壌からは農水省の調査で50~100bq/kg、市民団体・個人の調査で数100bq/kg出ている。

 試験焼却時の測定では8bq/kgだったが、何故ガレキだけ極端に低いのか?


●放射線量でガレキの汚染度は判らない。

 また測定について、低線量になる程困難になると専門家は言っている。

 さらに、線量とベクレルの相関も必ずしも比例関係ではなく、大きな誤差を含む。


●内部被曝が何故心配いらないのか、説明が必要。

 ICRPの実効線量係数は、人体を重さ60kgの肉球とした場合のみ有効、とする考え方もある。

 またホットパーティクル・バイスタンダー効果・セカンドイベント効果など、内部被曝を危険視する

 根拠となっている考え方もある。

 何故それらを考慮しなくて良いのか?

 北九州市の検討会委員から説明が必要では?


●「被曝の足し算」という考え方について、どう思うか?

 特に福島県からの避難者は既に現地で相当の被曝をしているが、年間1ミリをどう考えるのか?


●焼却灰の処分については、群馬県の処分場から基準値超の漏水の例あり。

 これについては環境省が既に「ゼオライトで対策可能」と見解を出しており、北九州でも

 ゼオライト対策は為される予定。

 しかし、当然ゼオライトでもゼロにはならない。だがそもそもガレキを運ばなければゼロ。

 「ゼロリスクは無い」とは言うが、そもそも根本原因である原発事故の責任追及が不十分。

 この状態ではガレキの放射能問題で反対論が出て来るのは当たり前ではないか?

 また広域処理の必要性も見直しで低下しており、強行する意味が無いのでは?


●「二重カウント問題」についての裁判がまだ決着していない。

 この状態で強行するのは法的には問題無いが、一般常識で考えてどうなのか?




まあ以上の内容。

応対してくれた若い職員さんは、親切だったけど基本何も答えられず。

「被曝の足し算」すら理解していなかった。


一応、サンプル検査が「10箇所・50~60トンに対し500g~1kg」である事だけは教えてくれましたが。

やっぱりサンプル少なすぎ。


でも、その他は全て「伝達します」のみ。

これでは何の為の専用ダイヤルなのか判りません。


仕方ないので、忠告だけしときました。


「何が何でも17日から焼かなきゃいけない訳でもないんだし、

 もう一度市民とよく話をした方が良いですよ」って。


忠告しましたからね。





 

 

 


文科省の二次調査が出ました。


文部科学省による、

①ガンマ線放出核種の分析結果、及び

②ストロンチウム89、90 の分析結果(第2 次分布状況調査)について
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/7000/6213/24/338_2_0912.pdf


一次調査の資料はこちら

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/6000/5048/24/5600_0930_n.pdf


今回福島県の他、岩手・宮城・茨城・群馬・栃木・埼玉・千葉・東京・山梨から検出。

一覧表は以下。


テーさんのスミレカフェー テーさんのスミレカフェー

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今回の二次調査だけで見た、ストロンチウム89・90のマップは以下。

(右側は一次調査の時のマップ)
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一次・二次を合わせた、ストロンチウム90のみのマップは以下。


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ここからはPDFを読んで引っかかった部分。



●ストロンチウム89の不検出について


今回検出されたストロンチウムは90のみ。89は全て不検出でした。

なのですがやはり、検出下限値がやたら高い(先の一覧表で判ります)。


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下限値は測定箇所によって異なる。


80km圏外・・・約100bq/㎡(ストロンチウム89)

          約15bq/㎡(ストロンチウム90)

相馬市および周辺・・・約300bq/㎡(ストロンチウム89)

              約40bq/㎡(ストロンチウム90)


しかしPDFでは89が不検出だった理由は、「半減期が短いため」とのみ。


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ストロンチウム89の半減期は50.52日。確かに短いけど。

でも、今も福一からは毎時1000万ベクレルの放射性物質が放出されてる状況で、

そんな簡単に断言して良いんだろうか。




●測定方法について


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空間線量率が高い調査地域は、5地点のサンプルを攪拌して分析した、との事。

これもどうなんだろうか。

この直前の部分で、

「放射性核種の土壌表面への沈着量は狭い範囲(3m四方)でもばらつく事が確認された」

と書かれてるんだけど。




●テルル129mについて


以前の調査では、テルル129mが検出されている。

http://radioactivity.mext.go.jp/old/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/0002/5600_103120.pdf


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しかし今回は不検出。

これも理由は「半減期が短いため」


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そうなのかも知れないけど。

でもテルル129m(半減期33.6日)が崩壊すると、ヨウ素129(半減期1600万年)が生まれる。

崩壊する事により生まれる量は僕も知りません。


けど、ヨウ素129は131と同レベルの内部被曝をもたらす。

http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/10.html


「ヨウ素129」としては調べてるんだろうか。かなり大事な事だと思うけど。




●核実験時代との比較について



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検出されたストロンチウム90は、全て過去の核実験による影響の範囲内とされている。


「核実験時代の数値」は最大950bq/㎡(平均79bq/㎡)

kgあたりに直すと、最大で大体14.5ベクレル位か。


日本の環境放射能と放射線

http://www.kankyo-hoshano.go.jp/study_flash.jsp?runmode=3


上のページでストロンチウム90(土壌0~5cm)を見てみると、

2009年では日光市で14bq/kg(910bq/㎡)と突出して高い。

福島市の場合は1.4bq/kg(9.1bq/㎡)


その他の地域はどこも多くて数bq/kg程度。

今回の調査で検出されてる値を見る限り、まあ「範囲内」に収まるのかも。


しかし、この次の部分では違う事も言っている。


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7月に発表された調査結果では、茨城県から6メガbq/k㎡のストロンチウム90が月間降下物として検出。

平成12年~23年に月間降下物として検出されたストロンチウム90は、北海道の0.3メガbq/k㎡が最大値。


これについては以前に書きました。

http://ameblo.jp/eric6859/entry-11311200620.html


この時には検出された値が0.3メガbq/k㎡を越えたので「事故由来」と判断された。

その為、今回の結果については

「事故由来の可能性は考えられるが、事故前のレベルに影響を及ぼすレベルではない」としている。


うーむ。やっぱりよく判らない。

値の高い箇所にだけ、原発から出たストロンチウムが集中的に降下したという事?

あるいは降った後で滞留したのか。


いずれにせよ、放出された分のストロンチウムは海に流れたのでない限り、

どこかに無ければおかしいんですが。


あとPDFでも書かれてますが「範囲内」なのは80km圏外の話


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一次調査の時には、相馬市からストロンチウム90が2400bq/㎡検出(kgあたりでは39ベクレル位)

同じく89は7800bq/㎡検出。


相馬市では今も普通に人が生活してます。





以上、取り急ぎ疑問点をまとめてみました。


PDFでは「今後もセシウムを主体に見ていくべき」との事。

僕もそれは正しいと思いますが、それぞれの核種のマップを見ると大体重なってますので。


「全部ある」という部分は常に想定しておく必要があると思います。












風邪か花粉か、さっきから鼻水&クシャミが止まりません。


頭が働かないんで、深く考えずに書いてみようっと。


ガレキ受け入れに反対する=ガレキが危険物だと思っている

その危険物で現地の人がどうなっても良い


だから反対派はテロ集団、なんですかね。


違いますよ。全然違う。


人の話はよく聞きましょう。

反対する人のほとんどは、被災地での「一般炉での焼却」自体に反対してます。


そもそも小出裕章氏が言うように、飛び散った放射性物質は「福島第一原発に返却するべき」です。


でもそれは実際には難しい。なら次善の策は?

「専用の施設で現地処理」です。

もしくはせめて「一般炉以外での処理」。「森の防潮堤」構想もこの範疇。


でも、これもやろうとしない。なら次善の策は?

ここまで来て「一般炉での焼却」です。


言うまでも無く、反対する立場からはこんなもの「次善」でも何でも無い。


今、現地処理が比較的進んで来ていると言っても、基本的に間違ったやり方です。


ガレキが危険物だと思っている=現地焼却も危険


反対する人はその立場なんですよ。



難しい問題ですよね。


でも本来それが「原発が爆発する」という事だった筈ですよ?





福島県の「県民健康管理調査」第8回検討委員会(9月11日開催)にて、

18歳以下の1人が甲状腺がんと報告されました。


福島健康調査8万人分析、18歳以下1人が甲状腺がん 放射線の影響は否定 (産経)

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120911/cpd1209111939009-n1.htm


産経は見出しで「放射線の影響は否定」と表記。


18歳以下1人が甲状腺がん 福島健康調査で8万人分析 (中国新聞)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201209110206.html


18歳以下1人が甲状腺がん 福島健康調査8万人分析 (信濃毎日新聞)

http://www.shinmai.co.jp/newspack3/?date=20120911&id=2012091101001721


調査主体の鈴木真一・福島県立医大教授によると

「チェルノブイリ原発事故でも甲状腺がんが見つかったのは最短4年。福島では広島、長崎のような

 外部被ばくや、チェルノブイリのような内部被ばくも起きていない」


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また鈴木教授は記者会見にて、

小児甲状腺がんは100万人に1人~2人の頻度といわれていたが、自覚症状が出てから診察する場合がほとんどで、今回のように全ての子どもを対象とした検査の前例がないため「比較できない」と述べた。

との事。


甲状腺がんが見つかった1人については、

年齢や性別、外部被ばく線量などについては「たった1人しかいないので、個人のプライバシーに関わる」として、一切明らかにしなかった。



チェルノブイリで4年後から発症が激増したのは、91年にソ連が崩壊した事により情報が出て来た為だとも

言われますね。


プライバシーを理由に詳しい情報を明らかにしないのは、東電と同じ。

氏名など最低限の情報さえ伏せれば、年齢・性別・被曝量を公開するのに支障は無い筈です。


「健康管理調査」の資料を見てみると


福島県HP 「県民健康管理調査」検討委員会について

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=24809


資料2 「甲状腺検査」の実施状況及び検査結果について

http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240911siryou2.pdf


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検査実施総数は38114人→42060人に増加。

結節・のう胞があった人数も186人→239人に。


総数に対する割合が0.5%→0.6%

パーセンテージが上がっていのが気になります。


結節やのう胞が見つかっても、「経過観察」とされるB判定に全員入れられている。

「二次検査を要する」C判定はゼロ。

(※間違いの為、訂正します。B・C判定とも二次検査は実施。ただしCは「直ちに要する」でした)


「甲状腺に結節が出来るのはよく有る事」と言われます。

http://www.j-tajiri.or.jp/source/patient/023.html
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もともと甲状腺結節は女性の12~15人に1人、男性の40~50人に1人にみられる。

その90%以上は良性。


でも、これは成人の場合

未成年の場合は違います。


http://www.j-tajiri.or.jp/source/treatise/003/index.html


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●20才以下と70才以上の場合は、結節があれば甲状腺がんである疑いが最も高い

●結節が悪性である確立は男性の方が女性の2倍


子供の甲状腺に結節が見つかった場合、全く安心すべきではありません。


健康管理調査の問診表回収率は福島県全体で22.9%に留まってます。

しかも、限られたデータを評価するのは「ミスター100mSv」山下俊一氏率いる検討会。


状況の全体像はほぼ判っていないに等しい。


今後、甲状腺がんの子供が出ても闇に葬られなければ良いのですが。






『(IAEAによって)健康上の影響を調査するため、1365人が検査されました。しかしそのうち半分は、汚染のない地域の人々で、この人々は汚染地の人々と比較対照するために検査されたのです。ですから実際の汚染地の住民は約700人が検査されただけで、しかも子供の数はさらに半分ぐらいになります。

 ところで小児甲状腺ガンは、ヨーロッパで100万人に約1人のまれな病気だと書きました。ですから、300人調べて1人発見できるとすると、それだけで100万人あたり約3000人となり、すでにヨーロッパ平均の約3000倍になるわけです。つまり単純計算では、この調査では約3000倍の結果にならない限り、甲状腺ガンの多発は発見できないわけです。もとから無理な調査方法であることは、調査団も分かっていたはずです。しかしそれならどうして、「放射線による健康上の影響は認められない」とか「甲状腺結節は、子どもにはほとんど認められなかった」などと断定したのでしょう。』(P76)


(広川隆一『チェルノブイリから広島へ』より抜粋)








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