大晦日の筈なのですが(・ω・)
どうも今年も、そんな気がしませんなあ。
年々季節感が薄れてます。
あ、でも年越しソバは食べましたよ。
国産ソバにこだわる愚母と、スーパーで一戦やらかしましたが(-"-;A
バトルの後に親子で啜るソバも、なかなか味わい深い。
今日は他に外出する事も無く、家で本を読んでました。
村上龍『櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている』(KKベストセラーズ)
今年最後に読んだ本になります。
長々と感想書いても仕方ないんですが、すごく面白かったですよ。
ただ残念な事に、原発事故についての章だけが突っ込み不足な印象でした。
村上氏がいわゆる「安全厨」だとか、そういうバカな事を言う気は全然無いんですが。
でも「ICRPのリスク評価」や、「空間線量と土壌汚染の違い」については
基本的に政府見解を「是」としておられる様子なので。
だから僕みたいな原発脳が読むと、
「政府は嘘はついていない」という結論に対して、どうしても突っ込み不足に思えてしまいます。
他の部分の際立った鋭さに比べて、原発事故の章だけが凡庸に見えてしまう。
うわ、エラそうに(^_^;)
面白かったのは間違い無いですよ。オススメです。
ただしちょっと鵜呑みに出来ないぞ、という事で。
タイトルにもある通り、最後にガレキ問題に触れておられます。
『だが、わたしは「絆」という言葉の流通と氾濫に違和感を覚える。それは、被災地、被災者を思う気持ちだけでは解決できない問題が山積みしていて、「絆」という美しい言葉が、そのことを隠蔽する危険性があるからだ。気持ちだけでは解決できない問題は数多くあるが、もっとも大きく、かつ象徴的なのは「瓦礫」だろう。東日本大震災による瓦礫は、単なる残骸や廃棄物ではない。津波によって破壊され押し流された「生命と生活の象徴」でもある。約3500万トンという巨大な量の瓦礫の県外処理が問題になっている。瓦礫を受け入れると表明した自治体は徐々に増えているようだが、いまだ反対する住民も多い。』
(P176、177)
「絆」に違和感を感じる村上氏ですが、
結論は「だから広域処理を進めるべき」だと。
この辺りが原発脳から見ると不思議なんですが。
結局これも、基本的に環境省の言う事を「是」とする故でしょうね。
データについては僕も最近さぼってるのでエラそうな事は言えませんが、
とりあえず総量は2200万トン位まで減った筈。
でも、それ以前の問題として
汚染度の測定サンプルの少なさ・バグフィルターの問題・コストの問題etcと、色々ありますので。
この辺りにも村上氏が眼を向けてくれると嬉しいのですが。
とりあえず、僕が環境省の役人だったら
村上龍氏を広域処理のキャンペーンに起用したい。
世相を批判しながら根本的な部分には突っ込まずにいてくれる分、
すごい説得力ありますよ、きっと。多分。
ああもう、またダラダラと長くなりました。
ともあれ皆さんよいお年を(^-^)/
