朝日新聞と京都大学の調査
http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY201201180799.html
これによると、福島・関東・西日本の一日の食事に含まれるセシウムの量は、3食で
福島=4・01ベクレル
関東=0・35ベクレル
西日本=検出されず
だそうです。
でもこれ中央値を出しただけで、最大値を見ると
福島=17・30ベクレル
関東=10・37ベクレル
西日本=0・62ベクレル
なんですよね。
まず見出しの書き方間違ってます。
まあそんな事は見たら誰でも判るんですが、問題はベクレルを安易にシーベルト換算して
福島は4・01ベクレル=0・023ミリシーベルトだから「健康に影響ない」とするコメントを載せている点です。
●「健康影響を心配するほどのレベルではなかった」
(小泉昭夫・京大医学研究課教授)
●「カリウム40の自然被曝量よりはるかに低い」
(甲斐倫明・大分県立看護科学大教授)
ここでも、ICRPの考え方を疑わない大手マスコミの姿勢がよく表れています。
繰り返し言いますが、換算に使う計算式なんて物は、立場の違いで幾らでも結果が変わってきます。
ましてICRPの係数はDNAが発見される以前に出された古いものです。
人間の身体を一個の均質な肉の塊とみなしたものです。だから内部被曝を平均化なんて乱暴な事ができる訳ですね。
ベクレルをシーベルト換算した数字は、基本的に全て疑ってかかるべきです。
国の基準が1ミリだろうが10ミリだろうが、実際の人体への影響は結局誰にも断言出来ない。
この0・023という数字も、目安にすらならないですよ。どうせストロンチウム等は除いた話だし。
だから、新聞・ニュースは安直にミスリードを誘う書き方は控えて欲しいんですね。
とりあえず、朝日新聞さんには電話で「最低限、対立意見を併記してくれ」と要望しました。あまり真面目に聞いてない感じでしたが。
またカリウム云々も、まだこんな論法がまかり通ってるのかと気が滅入ります。
体内での挙動も、被曝の仕方も何もかも違うのに。
「バナナにもカリウム40入ってるし」
「だから何?」
って言いたくなります。ホントに。
カリウムの嘘については、中山幹夫さんの解説が判りやすいですよ。
http://www.nakayama-lab.com/essay/atm.html