催眠の深さと前世療法

「催眠療法と前世療法はどう違うの？」

とよく聞かれますが、

催眠療法にいくつか種類（ジャンル）があり、

前世療法にいくつか手法（メソッド）があり、

私がやっているのは、その2つが重なった

「催眠という手段を使った前世療法」

です。

前世療法とは、「前世を知ることにより、

現在の自分に気づきや癒しを得る」

心理セラピーの一つです。

ポイントは「前世を自分自身で知る」

ことでです。

催眠療法にはいくつか種類があり、

大きく分けて、潜在意識から

取り出す（output）方向と

入れていく（input）方向があります。

「催眠状態」という深くリラックスした

体の状態と脳波の状態を作り、

潜在意識を探ることは同じです。

取り出すのは、

・幼児期、胎児期などの過去を思い出す

・前世、来世、中間世などを想起する

・ガイド、ハイアーセルフなどと会う

・理想の自分、亡くなった方などと会う

などがあります。

私の個人セッションでは

ほぼ全て網羅しています。

入れていくのは、

・なりたい自分を思い描く（心）

・健康な体を思い描く（体）

・エネルギーを受け取る（魂）

などがあります。

一言で説明は難しいですが、

イメージ療法だと思ってください。

前世療法のプロセスの中に、

これも付け加わることが多いです。

前世療法にも、催眠をどのくらい使うか

流派・手法によってだいぶ違う、

ということが分かってきました。

ドイツ人療法家のイングリッド・バリエールさんの

前世療法個人セッションを受けた時に驚いたのは

「催眠状態」を全く使っていなかったことです。

目を閉じて、質問に答えていくのはよく似ていますが、

催眠状態という脳波を作っていないのは分かりました。

セミナーではっきりと「催眠を使っていません」

とおっしゃていました。

「思いついたこと」を答えるだけです。

意識としては起きている時と変わりません。

「適当な作り話」と感覚的には同じです。

「そんなので前世がわかるの？」と

不安に思いながら受けていると、

ハイライトの「今の自分にとっての意味」

を質問された時に

ドバーッと涙が出て納得しました。

要するに「図星」だったんですね。

なので、実感はほぼゼロですが、

前世は「出てきた」と思っています。

独自のSAM前世療法の稲垣勝巳先生の

個人セッションを受けた時に驚いたのは、

催眠状態がものすごく深かったことです。

痛みも感じなくなるし、

体が動かなくなります。

トイレに行くこともできませんし、

催眠から出てしまうので

咳や寝返りもNGです。

私のセッション（グループ、個人ともに）では

「向きを変えたり、位置を変えたり、

タオルを動かしたり、楽になるように

動くのは、いつでもずっと自由です。」

と言う文言を誘導に入れていますし、

個人セッションでは、

「トイレは行きたくなったら

何回行ってもいいです。

トイレ行きたいのに我慢していて

落ち着かなくなるくらいだったら

行った方がいいし、催眠にはまた

すぐ入れますので安心してください」

と話しているのと対照的ですね。