前世療法界の第一人者・稲垣勝巳先生の
SAM前世療法受けた話、いよいよ本題です。
SAM前世療法のやり方は面白い。
クライアント本人が「見る」「思い出す」
のではなく、「体に聞いて」
Yes-Noで反応をとります。
Oリングなどの筋反射テストと同じく
「潜在意識に直接聞く」手法です。
しかしながら、予想外の反応がある。
誘導が始まって、前世の人格に
「来て」もらったあたりから、
すごく悲しい。
理由のわからない、脈絡ない
「悲しみ」が胸にあふれてくる。
これが、私の手法だと、当然ながら
クライアントさんに報告してもらいます。
心に浮かんだことや、湧いてきた感情や、
体に感じる反応などなんでも、
起こったことはセラピストと
共有してもらいます。
しかしながら、私は自分の普段行っている
ものとは違う手法を体験しに来たので、
浮かんできたことよりも、
「体の反応」に意識を集中しました。
男性ですか？女性ですか？→男性
大人ですか？子供ですか？→大人
日本人ですか？以外ですか？→日本人以外
ここから、地域を探っていきますが、
何しろイエスノーしかない
わけですから、セラピストが
どんどん質問しないと解明しません。
私は催眠状態になるとすぐイメージが来るよう
もう慣れてしまっているので、
実はここで「中東」というイメージが
来ていたのですが、やはり、いつもの手法とは
違うことを体験したいので、黙っている。
アジア、ヨーロッパ、アフリカ…と次々と
尋ねていくけれど、「中東」は出ない。
あれ、どうなるのかな？（汗）と焦っていると
アメリカ大陸、北アメリカで反応がある。
中東じゃないけど、ま、いっか？
インディアンの男性のようです。
実はもうここですでに、イメージが来ている。
これは以前見たことのある、族長男性ですね。
白い大きな羽飾りがたくさん顔の周りにあり、
馬に乗って、逞しく精悍です。
シャーマン的な人ですか？という質問に、
私の内心では「えー、シャーマンじゃなくて
部族のリーダーなんだけどなあ」という
反論が生じますが、
体の反応はイエスと出ます。
突き止めていくと、部族のリーダーでもあり、
シャーマンでもある、らしい。
この時も、私の心の中には過去生の人格の
「私たちは全員シャーマンなんだよ」
というような解説が来てるんだけど(笑)、
やはり黙っています。
この辺で「悲しみ」がMAXになり、
「すいません、すごく悲しいんです」
と誘導を遮りました。
もう少しで泣き出しそうでした。
泣きたかったけど泣けなかった。
それは、クライアント本人ではなく、
過去生の人格がクライアントの口を借りて
話す、という現象らしいのですが、
私の場合は、現世の自分自身が報告している
という感覚なので、
どうしていいか分かりませんでした。
その人物は馬に乗っているようですが、
何をしているのかは結局よく分かりませんでした。
なぜ悲しかったのかも分かりませんでした。
現世の自分とのつながりも
私にはよく分かりませんでした。
私の個人セッションでは、その部分が
クライアント本人に「分かる」所まで
必ず連れて行きます。
ので、このような結果は、普段と比べると
物足りなくもありますが、
自分の顕在意識とは違うことが
体に起こっており、後から意味が分かる
ことも多々あると理解しているので、
「私の手法とは違っているんだなあ」と
受け止めるにとどめました。
ここで「悲しみを癒す」という
ハンドヒーリングが入りました。
これは稲垣先生がフレキシブルに、
その時必要なことをなさるそうです。
手で触れていると、手の反応で
癒しが必要な状態が分かるそうです。
感覚としてはびりびり？するらしい。
5分ほどヒーリングしていただくと
楽にになったかな？という感覚になって
それでプロセスは終わりました。
また、私には霊能(のポテンシャル)があり、
現世でも今後開花させて使うようになる
のではないか、ということを言われました。
そして過去生の、その能力のあった方に
今後の私のサポートを依頼していました。
自分としては実感はないけれど、
そのような能力が開花したらいいな、とは
もうこの10年ずっと思っているので、
「えー、もしそれが本当に実現するなら
嬉しいな♪」という気持ちで受け取りました。
この時、部族の名前も出ました。
思ってもいない部族名でしたが、
後で調べてみたら、思いがけない一致や
悲しみの理由？が出てきました。
（つづく）
