「亡くなった人を感じることが
できないんですけれども、
霊っているんでしょうか？」
という質問を耳にしてしまい、
興味津々お答えを聞きました。
三峯神社に参る秩父リトリートに参加し、
江戸時代から続く禅寺・宿坊大陽寺に
泊まりまった夜、ご住職の法話を聞き、
その時に出た質問です。
大陽寺では座禅しました。
お坊さんの回答はこんな感じでした。
「大宇宙の広さから比べると、
私の存在はほんのちょっぴり。
宇宙の物質のほとんどは
私以外のものである。
何十億年の宇宙の歴史から比べると
生きてる時間はほんのちょっぴり。
宇宙の時間のほとんどには
私は存在していない。
この、私の存在しない時間空間を
「空(くう)」という。
ご縁あって、ある物質が形を結び、
ある時間を占めて私になるだけで、
再び物質はバラバラになり、
私のいない時間になる。
だから私たちの存在は
「有り難い（＝ほとんどない）」
とも言う。
私という存在はもともと存在せず、
ひととき存在して、
再びまた存在しなくなる。
存在していないのが「当たり前」で、
存在しているのが「有り難い」。
だから、亡くなるというのは
「当たり前」の世界に帰っていくだけ。
だから霊というものはないんですよ。」
まあ、だいたいこんな話でした。
実際には私は日々、
生まれ変わりや前世や未来世や、
時空や自他を超えた魂の交流、
ということを実感しながら、
その意義を感じながら生活してるので
「えーー、あるよー！」と声を大にして
言いたい気もするけれど(笑)
その壮大なスケールのお話を聞くと、
「ああ、そういう見方も本当だなあ」
という気持ちになります。
こんなに具体的にわかりやすく
仏教的世界観を教えていただいたのは
多分初めでで、ぐっときました。
でも、こんなこともおっしゃっていました。
「そうやって「当たり前」の世界に
思いを馳せて、そこからの
俯瞰した視点を持てるようになったら
生きるのが楽になりますよ。」
これはまさに前世療法で起こる、
「違う視点から自分を見る」と
全く同じではないですか！
私たちの本当のあり方は、
実は生まれる前と死んだ後の方。
そんなスピリチュアルな世界観と
伝統宗教の考え方がすっと一致した
とても心に残る法話でした！
※個人セッションご予約は、
アリゾナ帰りの28日以降になります。
ちょっと先日程になってしまいますが
申し訳ありません(>人<;
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