「新しく趣味を始めようとすると、
親が病気で入院や手術。
やろうと思って入会金を払うと、
飼ってたペットが病気で亡くなる。
前向きに行動しようとするたびに
ブレーキをかける出来事が起こる。
ここ数年そんなことが続き、
何か原因があるのか知りたい。」
というご希望で前世療法を受けに
来られたN美さん(40代・会社員)。
「偶然はない」
「起こる出来事には意味がある」
という観点から、きっと何かあるな、
と直感しながら始まりました。
「何か思い当たる原因はありますか？」
と念のため確認すると、
「お祖母ちゃんのお墓参り行ってない
からかも？？」と言うので、
心の中で「そんなわけないだろ〜(^^;」
とツッコミつつ、否定はしないで
前世療法セッションを始めました。
最初に出てきたのは、現世の子供時代。
姉と比較されて心ない言葉で
「愛されてない」と思ってしまった体験。
次に出てきたのは時代場所不詳、
割と裕福な階級の女性の過去生。
「本当は地面に転がって遊びたいのに
そうすべきでないと育てられ」
自分の思いを外に表せなくなる。
自由にのびのび生きる下層階級の女性に
羨ましさと憎しみを抱いて不遇に早逝。
ああ、今日は心の傷の癒しがテーマで
知りたかったテーマは今日は
出てこないんだな、と思いかけた
終盤でこんなことを言いました。
「羨んでいた下層階級の女性は
現世では姉です。
過去生と逆で、今は姉が私を羨んでます。
私がのびのびと自由に好きなことをすると
姉に悪いような気がしてしまいます。」
子供時代に植え付けられた劣等感と、
過去生から引きずった自己制限。
転生で逆の立場の体験。
全部が合わさって
「自分が楽しく過ごしてはいけない」
というブレーキが働いていたことが
出てきました。
その瞬間私もN美さんも腑に落ちました。
「楽しいことをしようとすると
ブレーキがかかる」のは、
N美さんの潜在意識が引き寄せたと。
恐ろしいですね。
親が病気になる。ペットが亡くなる。
現世的にいえば、N美さんの心とは
何の関係もないことです。
でも潜在意識的には、N美さん自身が
その事態を「作っている」のです。
潜在意識の蓋を開けて、
ここに気づいたN美さんは
もう自分でブレーキをかけることはない、
このようなことは起こらないでしょう。
子供時代も過去生もボロボロ泣いて
「スッキリしました〜」
と何度も何度もおっしゃいました。
「もっと早く根本さんに会いたかった」
と素敵な笑顔を見せてくれました。
解消されてない潜在意識のブレーキって
ここまで現実に作用するんだな、と
身が引き締まる思いでした。
貴重な例をありがとうございました！＞N美さん
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