今日は、若年性認知症を学ぶ講座に参加しました

目黒区の「いきいきがくだい」で若年性認知症や高次脳機能障害専門の施設で働かれている駒井先生のお話でした。
若年性認知症は病名ではなく、通称。
若年性認知症の原因疾患は多様であることから、サポートやケアをする医療者の対応が難しい。特に多いのが、前頭側頭葉性症で、27年より難病指定されているそう。
様々な年齢で発症するケースがあるけれど
また発症し、区などの窓口に相談しても、若年性認知症支援について知識不足を感じた家族が多かった(若年性認知症支援モデル事業報告書2012)
若年性認知症の人は、認知症カフェでもお会いすることはありますが、まだ認知症について学び始めた頃に、デイサービスでソシオを受けてくださっていた若年性認知症の方がいて、その方を思い出しながら聞いていました。
もともと英語では、18〜39歳で発症する若年期認知症と、40〜60歳で発症する初老期認知症があって、その総称が若年性認知症になったそう。
症状の特徴としては、我が道を行く行動、常同行動、非影響性亢進、時刻表的生活、自発性低下、失語など。
私がソシオをさせていただいていた方も、「どこに住んでるの?」の質問から始まり、ハンドトリートメント→ネイルを必ず希望されていた(時刻表的生活)
そして、自身の予約時間以外に必ず部屋に入ってきてしまう(ほかの利用者さんがソシオを受けているところに)(非影響性亢進)などなど。
当時は、施設のスタッフさんと「時間の約束を守ってもらう」ことを、その方にお願いしたりしていたけれど、これははっきりと「若年性認知症の症状」だったわけで、その方にとって「時間を守れない、他の人がいるから私に声をかけられない」のは、そういう状態だったからなのだと思うと、当時の自分の行為に悔いが残ります。
社会の約束を守ってもらうことより、そのような状態であってもその人らしく過ごせる方法を考えるべきだったなと
もちろんその施設には他の利用者さんもいるから、その人だけを尊重できないこともあり、とってもとっても難しいこと。
きっと色んなところで起こっているかもしれない問題なのかなとも感じました。
とにかく知識経験不足だったなと、胸が痛みます。
特に多いのが50代の男性。
この年代は、子を育てる、会社で後輩を育てる、自分の力を家庭や社会で発揮する時期。(成人期)
心理学のエリクソンの発達課題は、「新しい環境を自分と子孫のために作る段階、自身が生み出し世話しつつあるものへの関与」、「権力を経済生活や家庭生活に用いる時期」。
この課題が未達成のまま病気になってしまうと、
アイデンティティ・クライシス(心理的不安定)となってしまうおそれがあり、うつの状態に陥ってしまうことも少なくはないそうです。
若年性認知症の現状を学んで、改めて社会で認識していかなければいけないことなんだと感じました。
目黒区には、若年性認知症や高次脳機能性障害の方が集まる施設があります。
皆さん、身体はまだまだ元気で動ける方が多いので、散歩やスポーツなど楽しまれたり、区のゴミ拾いや高齢者のお宅の見守り活動など社会活動もされているそうです

街の人から、「ありがとう」と言ってもらえたり
区から表彰されたりも‼︎
発達課題の話で、自分の力を社会に発揮する時期に発症すると、達成できない課題が残ってしまう
事が問題としてありましたが、こういう場面が増えたらこの問題を乗り越えられる一歩に繋がっていくのだろうなと感じました。
ソシオは、どのように関わっていけるだろうか
まず、本人の不安は計り知れないので、触れることや傾聴で、少しでも不安が和らぐ時間を増やしていく提案をする。
何より、そのひとがその人らしく過ごせる方法を
真剣に考えて、関わっている全ての人と相談して
いきたいと思いました。
このようなお勉強会に参加して、本人や家族心地良く過ごせる方法を学ぶことがとっても大切だなと思いました
長々と失礼いたしました🙇
読んでいただいて、ありがとうございました
