30歳の金融系事務OL。

過去プロポーズを断った経験もあるくらい結婚にこだわりのなかった自分が、初めて結婚したいほど大好きになった彼にふられました。

失恋から立ち直る(立ち直りたい)過程のブログです。

 

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彼氏には特に貶されたくなくて

彼氏のはやし氏とは3月にお付き合いを始めて早半年弱。

不満はありつつも(きっとお互いに)、なんとかやっております。


はやし氏は地元が関西ということもあるけど、お酒もあまり飲まないし、交友関係がお上品なので(これが普通なのか?)、土日のどちらかはうちに泊まりにくることが多いです。たぶん、ここ数ヶ月、泊まりにこなかった週末はない気がする。私も土日の両方に1日中予定を入れることは珍しいですしね。


そんな生活の中で、最近ずっと不満に思っていたのが、家事のこと。

私の家なのだから(はやし氏は現在会社の独身寮に入っています)私がやるのが当たり前なのかもしれないけど、毎週末、私が家賃も水道も光熱費も払って、私が掃除した家で過ごして、私が洗った服を着ているくせに、「洗い物嫌い」「ごみ持つのやだ」とは何事だと。


私が洗い物や洗濯物を畳んでいる間、私が買ったソファでくつろいでゲームをしている姿を見ると腹が立って、その上「これやってあれやって」と自分でもできる些細なことを私にやらせようとなさる。


ついに、「私はお母さんになりたいわけじゃない。私は好きだからといって、一方的に尽くしたいとも尽くされたいとも思うタイプではない。自分のことは自分でやってほしい。洗濯物だって、できれば一緒に畳んでほしい」との話を言葉を選びながら必死に話しました。

うまく話せなくて私が言葉を詰まらせると、はやし氏は全く怒ることなく「どうしてほしいの?なにが嫌なの。なんでも言ってほしい」と私にくっつきながら言います。

一通り話を聞くと、「話してくれて嬉しい」と言い、その後、彼は今まで私に頼みがちだった小さなことを、頼むどころか私の分も自分からやるようになりました。

洗濯物も、私が畳み出すと近くにやってきて一緒に畳むように。


彼は性別役割分担を強いるタイプなのかなとか、この先どうしたらとか、絶望的に考えていた私と違い、彼は自分でどうしたらいいかを都度きちんと考えて行動に移すのです。なんていい子なんだ。


そんなことがあった翌週、彼のお誕生日に出かけた山梨旅行の帰り道に、再び事件が起きました。


山梨では人生で一度は行ってみたいと思っていた、明野ひまわり畑に行きました。

が、あいにくの雨で、しかも傘は私が持ってきた折り畳み傘だけで、彼との相合傘のおかげで、ひまわり畑から駐車場に戻る10分でずぶ濡れに。


テンションがた落ちの中必死に歩き、車を停めている駐車場の傍にある焼きとうもろこしの屋台に寄りました。

注文しようとお店の人の近くに向かうと、お店のおじさんの方から私達へずいっと寄ってきました。

「ごめんね、俺歩いてくるところずっと見ちゃって。お姉さんモデルさん?綺麗な人」私は雨に打たれて地面を見ながら歩いていたから見られてたかは全くわからなかったけど、とりあえず苦笑いで「違います」とだけ答えました。


今度ははやし氏に「素敵な人捕まえたね。お兄ちゃんマネージャーかと思ったよ。本当綺麗な人選んだね」としつこく褒めちぎっていました。

マネージャーとは失礼な、と思った私は黙って彼の横に立っていました。

彼も適当に相槌を打っていて、焼きとうもろこしを受け取り次第さっさと車へ退散したのでした。


帰りの電車で、彼がふとその時のことを口にしました。

「一般的に女の人って、マスクしてると1.5倍くらい可愛く見えるじゃん」その話出しで私はすでに嫌な予感がして、でも一応そのまま話は聞きました。

「だからあのお店の人、モデルさんだと思ったのかもね。かわいいワンピース着てたし、目元のお化粧も素敵だったし」と言われ、「それってマスクしてないと綺麗じゃないよって言いたいの?」不快感を隠さずに返してしまいました。

彼は慌てて、「そんなつもりじゃなかった。怒らないで」と言いましたが、じゃあどんなつもりだったのか。


「別に私も知らないおじさんの話を間に受けてるわけじゃないよ。モデルさんみたいに綺麗だなんて思ってない。だからって、わざわざ『マスク取ったら別に綺麗じゃないよ』って、言う必要ある?」と私。

彼は「ごめん間違った。いつもえりはかわいいよ」と悲しそうな顔で言います。

それでも落ち着かない私は「間違ったってなに?いつもかわいいかわいい言ってくれるけど、突然こんな風に言われたら、今までの褒め言葉が全部馬鹿馬鹿しく感じられるよ」とさらに言います。

はやし氏は私の手を握りながら、「でも大好きなんだよ。俺の気持ち伝わらない?」と。

俺の気持ちと、私が貶されたと思う気持ちは今関係ないのよ、と彼の言葉に心の中でつっこみました。言える雰囲気じゃないけど。

「今日楽しかったから怒らないで」とも言っていて、気持ちはわかるけどそれも今関係ないわと無視しました。


私、絶対に関わらないでおこうと思っている人種がいて、それは外見について貶したりいじったりする人たちです。

別に褒めてくれなくていいけど、貶す人と一緒にいるのって、とっても損じゃないですか?

容姿なんてたいてい自分でどうにもできないからこそ、絶対嫌な気持ちになるもの。


実家では小さい頃から母親にずっと容姿も性格もずっとずっと貶され続けて、だから実家を出たときに、もうそんな人とは付き合わずに生きていこうと決めたんです。


怒ったまま帰宅。帰り道、「帰る?」と聞いたけれど結局家まで着いてきました。

なんだか無性にピザが食べたくなって(生理前だからか?)、ピザ食べたいと言ったらはやし氏が宅配ピザを頼んでくれました。ドミノで今L頼んでM無料のやつです。


ピザを食べて、一緒にテレビを見ていましたが、旅行の疲れもあって22時ごろに、ごめん疲れたから先に寝てもいい?と聞くと、彼はまだ起きていると言うので、先にベッドで休みました。


深夜の2時ごろに目が覚めて、なんだか広いベッドだな、と思ったら、はやし氏はソファで寝ていました。

怒っちゃったし一緒に寝たくないのかと思い、でも彼は運転で疲れているだろうからと思って、私がソファで寝るからベッドで寝な、疲れてるでしょ、と言うと、「ううん、一緒に寝る」とのこと。

だったら最初からベッドで寝ればいいのに、反省でもしてたんだろうか。ベッドに連れてくるとしょぼくれた顔でくっついてきました。反省した犬みたい。


彼は人の顔色をちゃんと見られるタイプの人なので、私が強く言わなくたって、私が傷ついたことはわかったよね、とこのとき思いました。

わかってるのにきつく言われて悲しかったんだろうなと申し訳なくなりました。


でも、今まで付き合った彼氏には嫌なことも嫌とは言えなくて、溜め込んだ末にいざ話すと別れ話に発展したりして、はやし氏との関係性には新しさを感じます。こっちが普通なのかな。

彼が優しいおかげでお付き合いが成り立っているような気がして、もっと優しくしてあげないとな、と思いました。



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