それは、
ある日の昼下がり
二人っきりになって
大きな木の下で
小さめの
少し古いシートを敷いて
仲間を待つ
男女が二人
周りでは
楽しそうに
遊ぶ人たちの姿や
声が聞こえてくる
木陰と柔らかな風で
眠気に誘われた彼は
一人シートの上で
横になる
彼女は
そんな彼の傍らに座り
彼との会話を楽しむ
春が近づくこの頃
少し暖かい木漏れ日が
二人の距離を縮める
彼女は
彼のパーカーを借りて
髪を耳にかける
その仕草が
可愛らしくて
一見
恋人同士のように
彼女は見つめる
彼は
そんな彼女の手に触れ
優しく微笑む
声が柔らかく
まるで二人の
世界を作り出すよう
時間はゆっくりと流れて
彼は彼女の足に
体を寄せてきた
ときめきに似たような
感情を持ち
彼女は何食わぬ顔で
いう
「みんな、遅いね」
(もう少し、このままでいたい)
彼は彼女に応える
「そのうち連絡が来るよ」
(このまま寝てしまおうか)
二人の淡い想いとともに
誰にも
知られてはいけない
二人の空間が広がる
「少し寝てもいいよ」
「…ん?」
甘い言葉を囁きながら
彼女は彼を見ながら
別の人を思い浮かべる
彼はまた
彼女の肌に触れながら
別の彼女を想う
恋とはまた違う
言葉にできない
二人だけの想い
関係
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