君は僕が君のことを
好きって知らない
なのに
僕を見つけると
笑いかけてくれる
小学生の時に
班分けで同じになり
一緒に作業を頑張ったとき
僕が口ずさんだ歌を
静かに聞いていた君
僕がそれに気づいて
口ずさむことを止めると
「続きは?」
と続きを
求めてきた
結構聞かれていたことが
恥ずかしかった
他の班の人にも聞かれていて
君が優しく微笑むから
続きがわならなくなってしまった
その笑顔は反則だ
中学に入って
それぞれの進路の分かれ道に
僕たちはたつことになる
僕が行こうとしていた高校は
誰も来る人がいなくて
いつも受験の説明会とか
受験票の提出
受験しに行くときは
一人だった
偶然
君も途中までだけど
同じ方向で
たまに帰り道に
駅のホームで見かけた
君は友達と一緒に
高校を受けていて
何人かと一緒にいたんだ
僕は一人でいることを
君に見られたくなくて
少し遠くの車両に行こうとしていた
僕に気づいた君は
遠くから声をかけた
僕はドキッとした
しかも君は
声をかけたあと
僕と話しやすい
距離になるように
近づいてきた
他の友達が見ているのに
そんなことも気にせず
君は僕に寄り添ってくる
すごく嬉しかった
何度か言葉を交わしたあと
君はすぐ離れてしまったけど
短い時間が
僕の思い出になっている
卒業式の前日
僕たちは卒業アルバムを手にした
アルバムの空白のページに
友達からメッセージをもらったり
みんな、
思い思いに明日の話とか
今までの思い出を話す
僕は友達以外にも
君からのメッセージがほしかった
でも声をかけられなかった…
衝撃的な出来事が
この日に起こった
僕が君のことを目で追っていたら
君の大切な人が
君のそばに寄っていた
クラスメイトのはやしたてで
君たちはアルバムを持ち
その影でキスをした
僕は呆然とした
見ない方がよかったと思った
何となくするとわかったんだから
もっと早めに教室から
出ていけばよかった
ぐるぐるとする
気持ちを抱いて
僕は空き教室に逃げ込んだ
友達がついてきてくれて
その教室で下らない話をした
大分時間が経って
そろそろ教室に戻ろうとしたとき
君と君の友達が
多く来た
僕が早く教室を出ようとすると
君が話しかけてきて
集合写真をとってほしいと言う
何で君が頼むんだ
またモヤモヤとしてしまう
君と話せることは嬉しいけど
さっき見たことを思い出すと
また泣きそうになる
僕は笑顔で撮ることを
受け入れた
卒業式の日
みんなが泣いていた
もちろん僕も
友達のなかには泣いてない人もいて
僕の涙を見てバカにしてきた
最後に小学校が一緒だった
メンバーで写真を撮ることになり
僕はそのなかに
入ることを悩んだ
その間にどんどん
みんなが入って
僕は入れないだろうと思い
帰ろうとした
僕に気づいた人たちが
たくさん声をかけてきた
僕は遠慮したけど
入ることになったんだ
本当にたまたまだったんだけど
君のとなりが空いていて
僕はそこに入ることになった
君の大切な人は
少し離れた場所にいるのに
僕はとなりで撮れることが
すごく嬉しかった
写真を撮り終わったあと
君はすぐに大切な人のもとへと
向かった
その時
やっぱり僕が一番じゃないんだと
気づかされてしまった
わかっていたことなのにね
卒業までに
良い思いではできたけど
複雑な気持ちも残った
それから
僕は何年も君を想って
生きていくことになる
想いを伝えられなかったから
ずっと君への想いを心に
閉まっておくことしかできなかった
陽…
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