今日も大雨の熊本の皆様本当に大変ですね。
六月26日と27日に熊本に行きまして、「わがまま」の
公演でお客様と約束しました義援金を届けてきました。
仕事に追われ、報告が遅くなり申し訳ありません。
上の写真は益城町の避難所で集会所に集まっていただいた皆様
ですが、私は絵本を朗読させていただきました。
ここで私は失敗しました。
前日に購入した絵本は「かわいそうな象」山形の童話作家浜田広助の「泣いた赤鬼」と「龍の目の涙」
泣いた赤鬼も車の中でずっと朗読の練習をしていたのですが、案内していただいた、避難所の母子の支援をしておられる、助産院の甲斐さんの小学生のお子様が飽きてるな・・・と感じ、「かわいそうな象」を読むことにしたのです。
しかし、皆様の前で読んでいるうちに私が泣いてしまい、また聴いて下さっている年配の方たちも
みんな泣いておられ、被災した方たちに哀しい思いをさせてしまったのではないかと後悔しました。
翌日お会いした熊本市長さんにその話をしたら「題名を聞いただけで可哀想で泣けますね」とおっしやっていました。元ドラマーの若々しい市長さんでした。市長さんの話は近々また書きます。
3○○公演「わがまま」を見に来て下さった皆様に、パンフレットの売上金と山形のサクランボを持っていくと
約束しましたが、これが山形の佐藤錦です。熊本のどこでもさくらんぼ喜ばれました。
益城町の様子です。
この赤紙が貼ってあるところは、住むことができないという印で半壊は緑色と色が違うのですが、
この判断が難しいと言います。審査する役所の人たちも様々な基準に当てはめて審査するのに非常に時間がかかり、なかなか進まないのが現状で、避難所に住む方、いまだに車の中で暮らす方、引っ越す方、
仮設住宅に応募する方と、複雑な事情の中で苦しんでおられました。
そして、瓦礫の前に少しも壊れていない住宅もあります。
地層の関係で、全く被災しなかった家もあり、それが向かい合わせになっているのが
何とも残酷です。
東北の震災とまるで違った印象を受けました。
被災したお店が共同で作った仮設の商店街です。
陸前高田で被災して、御主人やお子様を亡くされた主婦の方が
単身で車を運転してボランティアにいらしていました。
「自分たちも今のこの時期が一番大変だったので、手伝いに来ました。」
その言葉に震えました。凄い・・・。
皆様 領収書いただきました。
今回の第一弾の報告の最後にお客様とお約束したパンフレット
の売上金100万円です。
これは健運の劇場ですが、被災して使えなくなってしまいました。
次回は演劇人たちの状況をお伝えします。
被災した演劇人たちの証言などお伝えしたいのです。
100万円あれば震災で困難になってしまった演劇祭の費用が賄えるというのに、義援金をもっと困っている皆様にと、遠慮され、上記の震災の母子支援をなさっている助産院に寄付させていただきました。
お客様本当にありがとうございました。お金を金庫に入れて一か月、仕事が立て込み、なかなか熊本に行けず、悩んでいましたが、塾生の発表会の楽日はみんなに任せ、行くことができました。
熊本の演劇人、そして、熊本城、市長さんのこととまた報告させてください。報告が遅くなり本当にすみませんでした。