先日親しい友人たちと湯河原に一泊してきました。


最近米倉さんが亡くなったり、悲しいことが多く、なかなかブログを書けないでおりました。


山形の同級会や諸々の出来事を今後少しずつアップしていきます。


湯河原に出かけたのは上の写真のメンバー

篠井英介さん、大谷亮介さん、田根楽子さん、深沢敦さん。

写真はいつ撮ってもみんな大笑いしています。

この写真は品川からの電車の中です。






一緒に座れる席がグリーン車しかなかったということで、

幹事の楽子さんが切符を手配してくれました。喋っているうちにあっという間に熱海に到着。

在来線に乗り換えて湯河原へ。




ゆったりとしたお風呂が気持ち良かったですが、いつもみんなで芝居や映画の話

で盛り上がり、景色を観る余裕もなかったです。慌ただしい一泊旅行でした。


私たちも歳を重ねてしまい、万が一のことが起きるかも知れない年齢になり、

元気なうちに旅行でもして色々と話しておこう。というのが今回の湯河原になりました。


この旅行の詳しい内容は大谷亮介さんが自分のブログに書いています。

読んで大笑いしましたが、自分では自分が分からないものですね。

私は自分が今回はだいぶ無口だと思っていたのに大谷さんのブログを読んでびっくりしまた!


米倉さんとは「恋風」という森光子さん主演の舞台で夫婦役をさせていただきました。

東京二カ月と大阪一か月。稽古を一カ月。再演も入れると半年くらい御一緒させていただきました。

研究熱心でお優しい方でした。

民芸をおやめになった時も楽屋にお邪魔して色々とお話しをうかがった思い出があります。


私は米倉さんの描く絵が大好きでした。エロティックでグロテスクで、美しい。


米倉さんを意識したのは、山形の小学生の頃、大河ドラマの浪人役を拝見したのが最初だったと思います。

指に塩をつけて歯を磨いていたのを覚えています。江戸時代はこうやって磨いたのか・・・と感心したのを覚えています。


高校生の時は山形県民会館で「三人姉妹」を拝見しました。

素晴らしい演技だな。と思いました。

民芸にその感想文を出しました。入団したいと思いましたが、高校生だったこともあり、書類審査で落ちました。


上京して演劇の専門学校に行き、小劇団を旗揚げし、今もやり続けていますが、米倉さんと夫婦役をやらせていただけるとは・・・。今思っても夢のような話でした。


その舞台で共演させていただいた、森光子さんはじめ、名古屋章さんという素晴らしい役者さんも亡くなりました。三上直也さんもお亡くなりになったと楽子さんに聞きました。


米倉さんともっともっと芝居の話をさせていただきたかったです。本当に本当に残念です。