三月五日の午前2時に山形の叔父がなくなり、

火葬と納骨に行きました。偶然8日は山形県の飯豊町での

講演。降り続く雪の中、講演です。葬儀と講演の時間が同じです。


五歳まで私が暮らした村木沢の山王で、当時独身だった叔父と祖母とを立ちたち一家は暮らしていました。母農協に勤めていて、祖母は若い女性20人に和裁を教えていました。

家族がみんな忙しい時に叔父は私をおんぶして歌を歌ってくれました。

三橋美智也の「達者でナ」です。「藁にまみれてよ育てた栗毛」で始まる歌です。


回りの懐かしい親戚の方たちが亡くなって行って、思い出を誇張して語って下さる方もいなくなって

しまい、本当に寂しいです。

火葬場で、骨を親戚と一緒に拾いました。この頃骨を拾うことが多くなってきました。


若い人の骨は大きく頑丈で、病気で長い間ふせっていた年配者の骨はもろく小さい。


親友の骨の喉仏がきれいにしっかり残っていたのに対して、叔父の骨はあまり形がはっきりとのこりませんでした。


今でも如月小春さんの骨を思い出します。

骨が頑丈でしっかりと残ったために、大きすぎてお骨に入らなかったのです。係の人が、その骨をお骨に無理やりいれようと、砕いていれました。その時に私はあまりのことに号泣し、立っていられませんでした。


ああ・・・「死」とはなんなんでしょう・・・。



山形新幹線の車両の入口にある手すりの模様です。さくらんぼが彫刻してあるんです。

今度観てみて下さい。可愛いさくらんぼの浮き彫りです。



前に私が作った俳句です。

NHKの俳句王国かな?金子トウ太先生に褒められました。(とうの字が見つけられません)

故郷の 春は吹雪いて 強い花咲く  東北の心を読んだつもりです。




これは東京の先の、小田急線、向ヶ丘遊園で見つけた「梅」の花です。