水天宮の元小学校の教室が稽古場です。
1954年に上演された作品ですが、今の日本の
農村と都市の格差の問題と通じる部分が多々あります。
元文化座の松熊信義さんと。
病気で死にそうなのに、昔好きだったダフニィに会いに来る
スタンマンの役です。
古いものがなくなり新しいものに変化していく。
ロニィが新しいものの象徴。スタンマンが古いものの象徴のようにも読み取れます。
良いものも悪いものも時間とともに滅びていく。松熊さん、暖かくて、ユーモアがあり
私の作品「月夜の道化師」と「月にぬれた手」に出演して下さいました。
日本とも、今の作品と同じ、鵜山仁さんの演出でした。
今回も金内さんにお誘いを受けて出演しています。
奥に映っているのは占部房子さん、私の娘役です。
昨年札幌テレビのドラマで共演した女優さんです。
金内さんは80歳だというのにとても元気です。
娘に天火も使わせないケチな夫役で、胃腸の悪いお百姓さんの役です。
本番で実際に簡単な料理を作り、昼食を食べるシーンがあります。
ジャガイモの皮むきから始まり、スープを作ります。台詞を喋りながら決まった台詞を
喋るのはなかなか段取りが難しいものです。
自然に出来て当たり前に見えるシーンでもあります。
いよいよ四月四日から本番です。