今日は「幸せハッピー」の撮影中日。囲みの取材が行われた。
そして、中日の親睦会の様子である。
二年がかりで準備した大切なドラマだ。
スタッフの思いは素晴らしい。
私がドラマに出演したのはNHKのおしんが最初で、次が久世光彦演出の「学問のススメ」だった。
その後何本か久世さんの作品に参加させていただいたが、役作りに悩む私に久世さんがおっしゃった言葉がある。「人間必ず死ぬ。どんなに一見愛せない登場人物が出てきても、ああ、この人もいつか死ぬのだ。と思えばいとおしいじゃないか。」
それ以後私は登場人物を生きて目の前にいる人物と思えるようになったと思う。
愛しても愛せなくてもそこにいる。しかし、やっぱりいとおしい。
やっぱり書かれた登場人物はそこに生きている。
夫役の大谷さんが亡くなってしまうシーンで私は想像以上に興奮し悲しく辛かった。
ドラマで演じていてもこんなに辛い。
震災で肉親を亡くされた方の思いは底しれない。
頑張らねば。と再び思った。