渡辺えりオフィシャルブログ「夢見る力」Powered by Ameba
昨年、震災後にボランティアに行った避難所におられた方々が今どうしておられるのか?ずっと気になっていて、地元の方にお願いして、宮城県登米市、南三陸、気仙沼の仮設住宅に行きました。


今年五月の連続公演でのパンフレットの売り上げ金を義援金として寄付する約束をお客様といたしました。今、仮設住宅がどういう状況なのか?何が必要なのか?直接伺いたいと思いました。


そして、自分のできることを少しづつ、長く続けたいと思ったのです。


昨年ボランティアでいくつかの避難所にうかがった話をテレビで伝えたら、「売名行為」「偽善者」などと言われたこともあり、静かに行おうと思っていましたが、仮設住宅の現状をお伝えしたくブログに書くことにしました。


仮設住宅の写真は現地の皆様の許可を取ってからアップしたいと思います。

この写真は、最後の最後まで町民を守ろうと放送を続けながら犠牲となった女性の働いていた「防災対策庁舎」です。

今日は鎌倉の高校生の有志たちがお参りしていました。千羽鶴などが沢山置かれていました。


壁の薄い、狭い仮設住宅で我慢を続けておられる方たちは「早く、本当の家に暮らしたい」とおっしゃっています。まだどの土地に住めるか分からない人たちが多く、後数年かかるのではないか?と不安がっておられました。高齢者も多く、本当に気の毒です。


新築するのに一戸200万円の援助だといいます。一人住まいでも、10人家族でも一律200万円。しかし、貯金もない方たちが200万円で家を建てられるのでしょうか?


政治家も誰一人尋ねて来ないといいます。来たのは選挙運動の時だけだったそうです。


「私たちは忘れ去られてしまっている」

テレビのニュースを観ていて思うと言います。


全く知らない方たちが集まってしまった仮設住宅。前住んでいたところのご近所さんたちがそっくり住んでいる仮設住宅とでは雰囲気が全く違いました。


明日また続きを書きます。


タフなようですが、疲れても、筋肉痛でも、仕事が立て込んでしまう前に、去年からずっと気にかかっていたことをやらないと、逆に心配で仕方がなくなるんです。