渡辺えりオフィシャルブログ「夢見る力」Powered by Ameba
雑誌「東京人」で池袋の特集号で、リニューアルした東京芸術劇場が取り上げられることになったようで、池袋に長年住んだ私と、14年間館長を務められた小田島雄志さん、劇評家の扇田昭彦さんの鼎談の仕事をしてきました。

小田島先生は私の山形の父と恩師が同じという縁があります。また私が池袋の舞台芸術学院の25期の卒業講演は小田島先生の翻訳された「十二夜」私はフェステを演じました。扇田さんも私に多大な影響を与えて下さった方です。私が高校の頃の山形では新劇以外の舞台は観られませんでした。朝日新聞に掲載される扇田さんの劇評を読んで、唐十郎も、清水邦夫も、別役実も想像してあこがれました。

扇田さん72歳。小田島先生82歳。お二人ともお若い!

芸術劇場も観やすく、観客と一体になれるようリニューアルされていて良かったな。

仕事の後、私が長年アルバイトしていた「やま」に行って三人で盛り上がりました。芝居の話はやっばり楽しいです。

池袋に来るとほっとします。やっぱり第二の故郷。私を育ててくれた街です。

風呂なし、共同トイレ共同炊事。徹夜で原稿を書き、アルバイトを掛け持ちし、みんなで雑魚寝しながら演劇論を戦わせた場所なんです。