いよいよ「月にぬれた手」の稽古が開始。12日午前11時から、顔合わせの後、読み合わせが始まった。
ベテラン陣はやはり凄い。私は自分で書いた作品だというのに、役者たちの声を聞きながら何度も泣いてしまった。金内さんは79歳だというのに臓物を引っ張り出すように台詞をしゃべってくれる。
演出の鵜山仁さんの都合もあり、15時までが「月にぬれた手」の稽古。16時から「天使猫」の若手稽古である。
宮澤賢治の「農民芸術概論網要」を使ったエチュードをやってもらっている。
波動から宇宙が生まれ、動物たちが生まれ、宮澤賢治が生まれるという動きもみんなに作って貰っている。
私は家に戻って、「天使猫」執筆である。「月にぬれた手」の一部手直しもある。
劇団初の二本連続公演。大変だが、やりがいがある。
写真は宮澤賢治が好きだった「こぶし」の花と高村光太郎にちなんだ「蓮翹」チラシの撮影の時に使用した花です。