娘と私のいろいろ〜病院で働くママの日記〜 -3ページ目

娘と私のいろいろ〜病院で働くママの日記〜

3歳の娘と、病院で働くとある医療関係の仕事をしているママの日記です。

手術室に入り、「ピリピリする注射するよ〜」と言われ、

本当にピリピリしてきたな、と思った数秒後には意識も消え、


次に覚えているのはもう病室でした。


主人に何か声をかけられ、何か答えたのですが、あまり覚えていません。


点滴や酸素マスク、たまった血液を外に出す管などいろいろ体についてはいましたが、それほど辛くはありませんでした。


ただ、子供が私の顔を見て抱きついて来ようとし、主人に止められ大泣きしているのがとても辛かったです。


腹腔鏡手術と言って、比較的小さな傷で済む手術だったので、痛みはひどくなく、ただぼんやりと夜を過ごしました。


子宮外妊娠と診断されてから初めて、ゆっくりと考えられる時間ができたのでした。


どうして、ちゃんと子宮に着床させてあげられなかったんだろう。


先生はおそらく6週くらいといっていて、いっちょまえに心臓が動いていました。


やっと来てくれたのに。


待っていたのに。


娘の時にあんなに嬉しかった赤ちゃんの心拍が、こんなに悲しいものなんて。


その一方で、私なんて娘がいるから、一人目で子宮外妊娠と診断された人に比べたら贅沢すぎるくらいだ、と思ったりもしました。


そして、二人目を待っていたのに、どうして卵管の検査などをしておかなかったんだろう、と後悔しました。


実は2人目は4歳差を希望していて、そろそろギリギリのチャンスだったのです。


それでも仕事の忙しさにかまけて、不妊検査などから目を背けていた自分を恨みたくなりました。


私は「あの時のああしておけば」とよく思いがちで、何度も「やり直したい」と無理なことを考えてしまいます。


時間は戻らない。


今出来ることは、今やらなければならない。


ずっと昔から、学生の頃から何度も嫌と言うほど学んで来たはずなのに。


もしかしたら、もう二度と妊娠できないかもしれない※。


私の、私たち家族の人生にかかわることなのに、私の怠慢で大きく変えてしまった。


その夜はいろいろなマイナスの感情に包まれて、眠れない一夜となりました。


※あとからわかったことですが、子宮外妊娠を経験した女性の10〜15%は再発すると言われているそうです。
数字的にはさほど多くありませんが、一度経験してしまった私にとっては、次の妊娠はとても怖いものになってしまいました。