前回

の続きのお話。

↑このお話を、わたし目線で。

 

ふたりで「子どもほしいね」とは話してはいたものの、

わたしは自分が妊娠しづらい体だと思っていたので、

「来月あたり検査行こうか」と話していたところでした。

 

なので、検査薬を使うのもドキドキ。

人生初めての検査薬。

 

そしたらなんか才賀の機嫌がどんどん悪くなっていくではないか。

 

確か、わたしの記憶では

「俺不安やねん」って言われて、

 

「不安だったら何が不安か紙に順番に書いてみなよ!

で、どうしたらその不安が解消できるか一個ずつ考えればいいじゃん」

 

はぁ、わたしが32年間独身だった理由のひとつが、

ここにあるんですか?母上。

 

多分才賀的には寄り添って欲しかったんでしょうが、

何度か同じようなことがあったので、効率人間なわたしは

「悩んでても何も解決しなくなーい?」なんて

女性らしくないことを口にしてしまったのです。

 

すると才賀はどんどん機嫌が悪くなり、

ついには口を聞いてくれなくなりました。

 

しかしわたしは”ニンシンケンサしなくちゃ”で頭がいっぱい。

そんなことにはかまってられず。

才賀を置いてひとり薬局へ。

 

すると才賀から

「俺はお前を幸せにする自信がない。

お前はお前のことだけを集中して」

なんてLINEが。

 

ちょうどトイレで検査が終わり、

妊娠陽性が出ていたので、LINEを読んでも全く頭に入ってこず

「ごめん今それどころじゃない」と返事を。

 

すると

「それどころじゃない?やっぱりお前のことは理解できん。

もう好きにして。俺らも終わりにしよう」的な感じの返事が。

(あんまり覚えていない)

 

その週末、久しぶりにふたりで食事に行く予定があったので、

そこでサプライズ発表しよう♡

なんて思っていたのですが、いや、これはそれどころじゃないぞ。

と思い、しょうがなく陽性の写真を送信。

 

すると

「え?!今から行く」と。

 

放心状態のわたしは急にお腹が空いてきて、

カフェに入ってとりあえずパンを注文し、才賀の到着を待つことに。

 

すぐきた。2分できた。

 

さっきまで死んだ魚のような目をしていた才賀が、

動揺しながら

「え?ホンマ?」と。

 

わたしはそこでようやくこちらの世界に舞い戻り、

「ほんとみたい・・・・」と、

自然と涙がこぼれました。

 

才賀も嬉しそうにしていて、

「いや〜嬉しいな!」と生き返った表情になったのを覚えています。

 

とりあえず安定期に入るまではまだわからないから、

周りには内緒にしておこう、という話で家に帰ったとさ。

 

妊娠してるとわかった途端、夜中にお腹空いても

「わたし妊娠してるからいいや♪」と思って

急にいろんなもの食べたりしたな。

 

ただし3日後につわりが襲ってくるまでは・・・

 

つわりの始まりに続く。

普段はあんまり自分から食べないハンバーガー、

妊娠がわかった翌日急に食べたくなって。

 

しかも人生イチ美味しいハンバーガーだった。