今週は東西で2つの重賞が行われます



まずは土曜日



●テレビ東京杯青葉賞(GII)(ダービートライアル) 東京・芝・2400m
 本競走は、従来から日本ダービーへの優先出走権が付与される競走として施行されていたものが、3歳馬5大クラシック競走を頂点とする競走体系を明確にし、クラシック戦線をより盛り上げるものとするため、平成6年に重賞へ格上げされた競走。日本ダービーと同じ距離・コースで施行されることから、本番に向けての適性が求められるレースとなっている。なお、第2着までの馬には東京優駿(日本ダービー)への優先出走権が与えられる。
 テレビ東京は、東京都港区に本社を置く放送局。本競走は、同社より寄贈賞を受けて施行される。
 競走名の青葉は、青々と生い茂った木の葉のこと。夏の季語。


過去に勝ったお馬さんたち・・・レオダーバン(91)、エアダブリン(94)、シンボリクリスエス(02)、ゼンノロブロイ(03)、ペルーサ(10)




そして、日曜日


●天皇賞(春)(GI) 京都・芝・3200m
 本競走は、明治38年(1905)5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から『菊花御紋付銀製花盛器』を下賜され、創設した『エンペラーズカップ』を前身とする競走。39年には東京競馬倶楽部にも御賞典が下賜され、その後、阪神、小倉、福島、札幌、函館の計七つの競馬倶楽部で『帝室御賞典競走』が施行されていた。しかし、各競馬倶楽部が独自の競走条件で施行していたため、競走名こそ同じものの、レースの性格は統一されたものとは言えず、昭和12年(1937)に各競馬倶楽部が統合されて日本競馬会が誕生したのを機に、『帝室御賞典競走』は春が阪神、秋が東京と、年2回東西で施行されることとなった。
 第1回の12年秋は2600m、13年春が2700mで、3歳以上の馬によって争われた。13年秋から4歳以上、3200mの競走条件となり、戦争で中断される19年春(この時は能力検定競走として非公開で施行)まで続き、戦後の22年春に『平和賞』の名で復活。同年秋から現在の名称である天皇賞となり、春が京都、秋は東京で施行され、長い歴史を誇る天皇賞は古馬最高の栄誉とされてきた。56年に勝抜制が廃止されて過去の優勝馬にも出走権が与えられ、59年には秋の天皇賞を2000mに短縮、さらに62年には3歳馬にも秋の天皇賞への出走権が与えられた。これにより春は4歳以上でステイヤーの、秋は3歳以上で中距離のナンバーワンを決めるレースと、その性格が明確に分けられた。
 なお、国際交流競走として競走内容の充実を図る観点から、平成20年よりせん馬にも出走資格が与えられた。


過去に勝ったお馬さんたち・・・シンボリルドルフ(85)、メジロマックイーン(91・92)、テイエムオペラオー(00・01)、マンハッタンカフェ(02)、ディープインパクト(06)


カッコ内は年



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