『産後ケア事業』の利用促進については、私はこれまでもサービス提供体制の充実はじめ、利用料金に対する自己負担額の軽減等を市に求めてきましたが、助産師さんから改めて、上記の課題以外にも、例えば、各々の家族関係によっては同居家族がいても周囲に頼ることが難しい方、また母親本人は日々の育児に追われ、自身の心身の疲労に気がつかず、孤独・孤立を抱えている母親もおられるといった切実なお声をいただきました。

私は、こうしたお声を受けて、今回は改めて、産後ケア事業の支援内容である保健指導、心身のケア、休息等、個人的に大小の差があっても、産後まもない母親には、心身の不調や育児に関する不安を抱える可能性が高いことから、例えば、産後うつや家族等の支援の有無等にとどまらず、積極的に産後ケア事業を広げていこうと取り組まれている東京都中野区での事例を参考に、藤沢市が現在、対象者として捉えている範囲以上に広げていく必要があるのではないかと指摘させていただきました。

 

市健康医療部長の答弁によれば、2022年度の利用実績や利用者アンケートの調査結果等を把握したうえで、検討を行っていくとのことでした。私は、ケアを必要とする人誰もが利用をためらわない仕組みづくりをしていくよう、引き続き市に求めてまいります。

 

なお、参考とさせていただいた東京都中野区では、ほぼ毎年度、出生届が約2,400人~2,600人程度の中で、約650人~1,100人の方が産後ケアを利用しているとのことです。立ち上がる花

 

↑東京都中野区にある松が丘助産院さんへ視察に行ってきました。

こちらの助産院さんでは、産後ケアについて多くの方に知っていただこうと説明会も行っています。