こんにちは、笑里(エリ)です。
今回の地震発生から、今日で
何日目でしょうか?
まだ石川県のトップである県知事は
被災地には行かれていないらしいですね。
この地震で幼馴染の友人を亡くしました。
第一報は実家の母からでした。
『Tさんの所のまだ誰かは分からないけど
生き埋めになっているらしいよ…』
急いで久しぶりに繋がった友人に連絡を
入れました。地元で暮らす彼女からの
一報を待っている間に、
また母から連絡が入りました。
私がよく知るYちゃんでした。
生き埋めになったのはYちゃんで、
ご両親が現地に向かったとの事でした。
もうこの時点で駄目なのは分かりました。
彼女とは小学4年生の頃からです。
最後に会ったのは、彼女と連絡を経つ
少し前です。
家に彼女が自分の子供と共に1週間弱
滞在し、彼女の家まで送って行ったのが
会った最後でした。
私の家にいる間、色んな話をしました。
Yちゃんが小学生の頃からずっと、私が
羨ましくて嫉妬していたのだという事、
この時に初めて聞かされました。
何をやっても敵わなくて…
自己嫌悪におちいっていたのだと。
実は彼女が好きだった人と私が付き合って
いたからです。付き合うといっても、
中学生の可愛らしいものですが
その後高校生になり、彼女と私は高校は別
になりましたが、な、なんと‼︎
彼女は高校に入ってから、私がこの時
付き合っていた彼と、超そっくりな彼を
見つけ付き合っていました。
誰が見てもそっくりなんです。
その彼を見て初めて、そうだったんだって
思いました。
家に滞在中聞いてみると、やっばり
そうでした。容姿が、好みだったらしい。
私はこの頃は子育てが大変で、地元との
繋がりも薄く、逆に彼女は頻繁に地元に
帰っている様でした。話していく中で
旦那さんの影が見当たらず、疑問に思い
聞いてみると、初めて彼女が
未婚で子供を産んだ事を知らされました。
その辺りの事情や諸々の事、Yちゃんの
ご実家の事等私から聞いたわけではありま
せんが、誰かに話したかったのでしょう。
涙ながらに色んな事を話してくれました。
またアルバイト先で、偶然友人と訪れた母
と出会った事など…
昔話に花を咲かせ、2人で
泣き笑いしました
その後、Yちゃんのプライベートな事が流れた
らしいです。私では勿論有りませんし、母でもない
でしょう。私だと勘違いして、腹いせに嫌がらせ
だったのかもしれません…
今思えば何ですが、Yちゃんは子育てが
落ちついたら、いずれ石川県に移住したい
って言ってたんですよね。
そう話している時、2人して急に寒くなり
私は確かこう言ったんです。
『そんなに遠くに行かなくても
何処でも出来るよ、やめとけば』
それ以上は言いませんでした。
その後、彼女の家に送って行った時です。
玄関を開ける前から、嫌〜な感じが
していました。
見えはしませんでしたが、明らかに暗い
のです。まだ日中なのに
どよ〜んとした感じです。
何か、いるな
そう感じました。
入りたくはありませんでしたが
断りきれず中に入ると、妖怪?鬼?の絵
か版画が飾ってありました。
身震いがし、歯がガチガチなりました。
以前湖で死した落武者の霊に憑かれた時と
同じ感じでした
部屋の中を移動しても、こちらを見てきて
気持ちの悪いものでした。
骨董品が好きで他にも古いものを
集めていました。
Yちゃんがずっと欲しくて、欲しくて
やっと手にいれた物でした。
古い感じがしたので、誰かから
廻りまわってきたのでしょう…
魔のモノをどんどん寄せつける感じが
しました。その事も含め、
言葉にして伝えましたが
Yちゃんには届きませんでした
一目惚れした事、Yちゃんには
高い買い物だった事、
家に帰るとずっと絵に向かって話し
掛けているから、
絵のおかげで寂しくない…
だから絶対に手放す気は無いと話して
いました。
元々そういうオカルトやホラーな物が
大好きな人なんですよね、
小学生の頃から…
死して気づく事もあるでしょう
寒かったね、痛かったね。
けど、見つかって良かった。
それだけが救いです。
家族葬なので参列出来ませんでしたが
もう旅立ったようです